福岡にやってきたJohnJohnFestivalがオーストラリアツアーを語る。

2018.05.10

 

 

こんにちは、freedom smileの山口達也です。

 

続いていた春の雨が上がって心地よい気温がもどったその日、糸島から福岡市内へ向かう車の中で聴いていたのは僕が東京に住んでいた頃に吉祥寺で路上演奏をしていたジョンジョンフェスティバルを見て買ったライブアルバム。

 

一曲目の『Sally Gally』を聴くと東京を離れて福岡へ引っ越す直前に行ったジョンジョンフェスティバル活動休止ライブの日のことが思い浮かぶ。

入場料無し、代わりに手土産をひとつ持ってくるというおもしろいルールで、会場は多くのファンと溢れんばかりの手土産の山で超満員だった。

 

 

数年前のライブの余韻を思い出しつつ到着したのは今回ジョンジョンフェスティバルが演奏をするライブ会場「春吉バルCLUTCH」、今日はここで久しぶりにジョンジョンフェスティバルの演奏を聴くのだ。

 

 

「最近インタビューをいろんな人にさせてもらっていて、もしよければお時間いただけませんか?」

そんな突然のお願いにジョンジョンの三人から快くいいですよと返事をもらいライブ前の貴重な時間にお話を伺う事ができた。

 

 

先日のオーストラリアツアーのこと、

 

 

九州ツアーのこと、

 

これからのこと。

 

 

今日はそんな2018年4月26日に聞かせてもらった話をここに綴っていこうと思います。

 

 

 

 

JohnJohnFestival結成のお話。

 

ー今日はライブ前のお忙しいタイミングに時間を作っていただいてありがとうございます。

僕自身久しぶりのジョンジョンフェスティバルのライブなので演奏をとても楽しみにしています。

 

まずはこのバンドの起源について、結成までのお話をお聞かせください。

 

 

 

トシバウロンさん :

「音楽家のおきつななこさんが組んでいた “ななこが” というユニットのナナコさんともともと僕が知り合いだったんですけど『トシさんライブやるから来ない?』と誘われて、じゃあ誰か誘って行こうかなと思って声をかけたのがANNIEとJohnでした。

 

その時にはすでに知り合いではあったし二人はもともと同じ大学でバンドも組んでたんだけど僕ら三人ではちゃんと一緒に演奏したことなかったんです。

バンドを組もうとかではなく単発のユニットをやる気持ちで二人に声をかけました。

それで福岡と佐賀に2DAYSくらいで行ったのかな。」

 

ANNIEさん・Johnさん

「いや、3DAYSだったよ!佐賀が2日間だった。」

 

トシバウロンさん :

「そうだ、白石でもやったね、季節の料理を出すようなところですごくいい雰囲気のところだった。 その時すごく楽しかったですね。

みんなもたぶん割と軽いノリでツアーにも行ったんだけど楽しかったし『東京でもやる?』ってなって。」

 

ANNIEさん :

「その頃まだ演奏で違う町に行くっていう経験がそんなになかったから、飛行機で九州に演奏に行くなんて、くらいの気持ちでしたね。」

 

トシバウロンさん :

「初々しかった、二人も楽しそうでしたよ。」

 

ANNIEさん :

「それが2010年の1月。」

 

 

—今日車の中で2010年のカフェAmarでのライブ音源を収録したアルバムを聴きながらここまで来ましたよ。 (カフェAmarは2014年まで東京吉祥寺にあったカフェ。店内のブランコが象徴的で僕もよく通っていました。)

あれも2010年で10月くらいのライブですよね。

 

 

ANNIEさん :

「あのCD持ってるんだ、黄色いジャケットの!」

 

Johnさん :

「すごい!レアですね。」

 

トシバウロンさん :

「ちょうどその頃だね、ジョンジョンフェスティバルって活動はじめてから短期間でものすごくぎゅっとすごいエネルギーで駆け抜けてきたんですよ。

たぶん一番エンジンがかかったのは結成初期の夏に吉祥寺でバスキング(路上での演奏活動)を毎日くらいの勢いでやりまくってたこと。

その時に曲や人前で演奏することを鍛えたりしてました。」

 

ANNIEさん :

「なんか自信みたいになった。 やると『わっ』てなる瞬間を体感できたから、なんかジョンジョンやってると楽しいけど聴いてるみんなも楽しいと思ってくれてるんだと自信を持てるようになったかな。」

 

バンド名の由来

 

—ジョンジョンフェスティバルという名前はどうやって決まったんですか?

 

 

 

トシバウロンさん :

「その2010年1月のツアーで僕が暫定的に考えたのがジョンジョンフェスティバルという名前で、これでいい?ってJohnに聴いたら『いいですけど、、、』と言いながらすごく嫌がってた(笑)」

 

 

 

—(笑) その時にはもうJohnさんはJohnさんだったんですね。 それでジョンジョンフェスティバルと。

 

 

 

Johnさん :

「大学の頃にはもうJohnでした(笑)」

 

トシバウロンさん :

「なんか響きがいいなと思って。 そのあとJJFという曲もできたり。」

 

 

 

—そうやって結成されて今年で8年ですね。

その後活動を本格的に始められて行く中で、この三人で目指す目標や着地点というのはあったんですか?

 

 

 

トシバウロンさん :

「始めた頃はそういうのはなくてやるのが楽しいみたいな感じだったけど、二、三年後の中期目標みたいなことは二人に話したことはありました。

こういうところで演奏しようとかこんな感じになっていようとか。 すごく先のことはまだ分からないけど走っていく途中の通過点はこうしようというのは話してましたね。」

 

 

—今回のオーストラリアツアーのような海外での活動のことも当時の目標にはあったんですか?

 

 

 

トシバウロンさん :

「初年度には無かったかなあ、初年度は駆け抜けるのが楽しすぎて。 別のバンドでしたけど僕が翌年とか翌々年くらいから海外に行きはじめた時にジョンジョンでも行きたいなという想いはあった。

二人は分からないけど僕はこういう音楽をやっているから最終的にはどのバンドでもアイルランドにツアーで行きたいなという想いはありましたね。 アイルランドとかってツアーしづらい国なんです実は。

というのもあまりお金でビジネスが成り立つような国ではないんですよ。

 

音楽はすごく盛んなんだけど生計を立てないで盛んにやってる感じだからツアーで正式にまわるというのを海外からしに行くのは難しい。

加えてものすごくレベルが高いからちゃんとニーズが成り立つツアーをするというのはいろんなステップを踏まないと行けない。

ぱっと行ってさっと演奏するのは誰でもできるんですけどね、それはどうなんだろうと思って。 逆に目標としては高いからちゃんとやりたいなというのはありました。」

 

 

—ちなみにトシさん、ANNIEさん、Johnさんそれぞれが初めてアイルランド音楽に触れ、それをやっていくことになるきっかけはなんだったんですか?

 

 

 

ANNIEさん :

「僕はアイルランド音楽に出逢う前にAkeboshi(アケボシ)さんというシンガーソングライターの大ファンでその楽器の音色とか楽曲の雰囲気がすごくいいなと思っていたんです。

その後大学に入学したらアイリッシュミュージックのサークルがちょうど立ち上がって、Akeboshiさんのイントロの笛の音はこれだ!と。 ケルト音楽の曲調もすごく好きでそのサークルに入ったのがきっかけです。」

 

トシバウロンさん :

「僕はアイルランドに2000年から一年間住んでたんですよ。 それまでは音楽もやったことも無かったんです、初めて音楽体験したのがアイルランドの音楽でした。」

 

Johnさん :

「私は大学一年の頃、ANNIEが入ったそのサークルがちょうど出来た年だったんですけど立ち上げたのが私の学科の先輩だったんです。 私はバイオリンをずっとやってて先輩に『バイオリンできるんだったらこういう音楽やってみない?』と誘われたのがきっかけですね。」

 

オーストラリアツアーへ

 

—そこからこの三人が出逢っていくわけなんですね。

では時間軸をぐっと今年に戻しまして、オーストラリアでの海外ツアーお疲れさまでした。

今回オーストラリアをツアーの場所にされた経緯はどういったものだったんでしょうか。

 

 

 

トシバウロンさん :

「実はオーストラリアは2014年に一度行ったことがあるんですよ。

ツアーのブッキングを今回担当したのは僕だったんですが、他の国に比べるとオーストラリアって海外ツアーとしては割と行きやすいんです。

 

まず距離が他の国と比べて近いのでコスト的にも安い。 そしてフォーク音楽シーンが日本よりも盛んではあるんだけどヨーロッパやアメリカに比べるとまだそうではない。

だからツアーするにはちょうどいいんです、でもやっぱりすごく刺激はあるしファンの人たちの層も僕は厚いなと思っているし、フォークフェスもいっぱいやってるんですよね。

 

前回は一回しか行けなかったんですけど正式な手順を踏めばフェスにも参加の応募は出来るし通ればツアーも出来るなと思っていた。 もともとやろうという話はあったし、たまたまタイミングがあったのが今年でした。 僕も友達がオーストラリアにいたりして情報をしっかり集められたというのも大きかったです。」

 

 

—オーストラリアのツアーへ行く前と行った後とで音楽的な景色が変わったりはしましたか?

 

 

 

ANNIEさん :

「僕の場合はそんなに変わった自覚はないですね(笑)

こうやって海外の人に受け入れられたこととか数を重ねることが出来たことは自信にはなったけど何かが変わったというのはなかったかな。」

 

トシバウロンさん :

「ジョンジョンフェスティバルはどこへ行っても受け入れられるという自信はあったんですけど今回のオーストラリアは自分の期待以上でした。

お客さんが求めてくれたり評価をしてくれたりというのを自分が想定していた以上に感じて、それはやっぱりうれしかったですね。

 

あと聴いてくれた方もジョンジョンフェスティバルのどこがいいとかを知った上で聴いてくれてた。

話す機会があった時に『あなたたちのケルト音楽は他と違う、なぜならこうだから。』みたいな感じで言ってくれたりするんですよ、リスナーもディープだなと思うこともあったりしてそういう人たちに届いているということが嬉しかった。」

 

Johnさん :

「やっぱり自信にはなったかな、向こうはフォークミュージックを日常的に聴いている民族だからそんな人たちが私たちの音楽で踊ってくれたりしたのをみると “ 私たち意外とイケるじゃん ” というか(笑)」

 

一同(笑)

 

Johnさん :

「大丈夫なんだ、と言うのも変だけど受け入れてもらえたんだと自信になりました。 おばあちゃんも踊ってくれてたりしたしね。」

 

トシバウロンさん :

「向こうの人たちは日本人に比べるとよく踊る。

聴いてる自分たちも楽しんで、演奏してる演者も楽しませてくれるんです。 熱量の交換があるというのか、こっちも楽しく演奏できちゃう。」

 

 

—日本に戻って来られてこれからまた日本でのツアーやイベントへの出演も決まっていますね。

そうなってくると新しいアルバムの発表を期待してしまうんですがそのあたりはどうなんでしょう。

 

 

 

ANNIEさん :

「・・・・作り、ます。」

 

一同(笑)

 

ANNIEさん : 

「いつ録るのかはちゃんと決まっていないけど、前作が活動再開した一昨年の発表だったのでその後出来た曲もあるし。

ジョンジョンフェスティバルって割とその時取り組んでることを一枚のアルバムにぎゅっとまとめていくスタイルで作ってきたから次は落ち着いてどういうアルバムにするか丁寧に考えていきたい。

ライブで試す時間もあるから発表は遅くなるかもしれないしスパッと出来ちゃうかもしれないけど、バンドとしての意識は次のアルバムを作ろうという方へ向かっています。」

 

トシバウロンさん :

「まさにそういうタイミングだね。

今年一緒に共演することになってるミュージシャンの方が何人か決まっていて、今度【森、道、市場2018】で共演するトクマルシューゴさんとはこないだ一緒に自分たちの楽曲のリアレンジをしてもらったんですけどそういうのも刺激になっていて。

 

活動休止前最後のライブもいろんな共演者に出てもらうことで成り立ってた。

休止前のジョンジョンフェスティバルの長所のひとつは " 誰かと一緒にやる" ということにポジティブだったことだと思ってるんです。 一緒にやってくれる人の良さを早い段階で感じ取って一緒に楽しめるところがこのバンドの強みだと感じてた。

そうやって一緒にやることが活動の幅を広げてくれているから活動再開後の今でもどんどんやりたいと思っています。

 

今回の国内ツアーでもzerokichiさんだったり井上周子さんと一緒に演奏してその人たちの出す音に刺激をもらいながら自分たちのライブを作ってる。 そういうのが次のアルバムにいいカタチで入るといいなと思うんですよね。」

 

 

—今回海外ツアーを経て九州ツアーが始まったわけですが、これまでのライブの中で忘れられないなあと感じた瞬間のことを教えてください。

 

 

 

トシバウロンさん :

「オーストラリアツアーの最初、ウッドフォードという何万人という規模で人が来るような大きいフェスがあって、そのステージは結構勝負だなと思ってた。

初めてだし気温も暑いしと過酷な環境で自分たちも試行錯誤しながら出し切ったんだけど、そこのステージマネージャーとかスタッフとかエンジニアとチーム感が出せてお客さんも盛り上がって、それがかなり達成感があってすごく憶えていますね。

ステージマネージャーの方とは帰国した今でも連絡取り合ってます。」

 

ANNIEさん :

「ツアー中フェスティバルだったりその土地土地で出逢ったミュージシャンも多かったんですけど、その中でもMonique Clare(モニククレア)というチェロを弾いて一人で歌う女性の方がいてフェスで仲良くなれた。

その二週間後に出演したフェスでまた会った時に一緒に演奏もしたんですけど、演奏中にすごく “ いい瞬間 “ というのがあった。

『共演』というよりは僕ら三人と彼女と四人で『いい音楽をしている』という瞬間があったんです、それを思い出しますね。」

 

トシバウロンさん :

「それも捨てがたいね。

Facebookにも動画をあげてるんですけど打ち合わせとかも無くほとんど即興でやって一瞬で相手とのいい部分を見つけ出せた。

あの時はANNIEがいい仕事してたんですよ。」

 

ANNIEさん :

「熱量とお互いの音を聴き合う関係性がすごく噛み合ってたし、噛み合ってた上でさらにその上へ行けた。」

 

トシバウロンさん :

「その感覚はみんな共通してたね。 僕彼女に言いましたもん、『心を盗まれた』って(笑)

ガハハハって笑ってましたけど(笑)」

 

Johnさん :

「私が印象深いのは水着で演奏したことかな(笑) プールサイドで、あれは日本では出来ないなあ。

屋外に大人用と子供用のプールがあってその周りが芝生のプールサイドになっていたんです。 水で遊んでる人もいればのんびりしてる人もいて、音楽聴きながら踊ってる人もいたりして。

その中で私たちも水着を着て演奏をしました。」

 

トシバウロンさん :

「どの瞬間もすごく楽しかったしいろんなベストを見つけられました、向こうの人たちもスペシャルな感じで受け入れてくれててそれも嬉しかった。」

 

Johnさん :

「向こうの人からすると得体が知れないじゃないですか、日本からやってきた三人がアイルランド音楽を演奏するって。 私だったら得体が知れないなあと思っちゃうんですけどみんな楽しみに聴きにきてくれたりスタンディングオベーションがあったりしてぐっときました。

みんなちゃんと言葉にして伝えてきてくれるんです、道ですれ違う時に『よかったよ!』とか『見たよ!』とか必ず一声かけてくれる。」

 

ANNIEさん :

『アメージング!』って100回くらい言われた(笑)」

 

Johnさん :

「それもさらっと会話の延長で言ってくれる。 海外三回目にしてようやく正面から向かい合えたというか、最低ラインに立てたかなと思う。」

 

これからのこと。

 

—最後に、これからまたツアーも続きますが海外公演を経てこれからライブに足を運ばれる方へメッセージを。

 

 

 

ANNIEさん :

「海外は特別なことではあるんだけど逆に『海外に行ってきたんだ』って目で見てほしくないというのはある。」

 

トシバウロンさん :

「それは結構大事だね、僕なんかは浮かれて『海外行ってきましたー』なんてステージで言ったりするとANNIEに『それは格好わるいよ』と嗜められたり(笑)」

 

ANNIEさん :

「僕らの中で確実に変わってるものはあるんだけどフィルターを通してほしくない、その時その時で見てほしいから。

こんな体験をしたとかいうのは伝えたいけど、海外に行くようなバンドなんだとか海外でもウケてるバンドなんだとかって見てほしくないというのがあって。

僕がこういう音楽をやっているのも大好きでやってるから、日本人でこういう音楽をやっているということも結構気にしていて。

『日本人だと思われたくない』というか。 それよりは音とかやってる姿を見てほしいというのがある。

だから、ライブは絶対いいから来てくださいという感じです(笑)」

 

トシバウロンさん :

「僕は、海外に行くようなバンドなんだ!ってびっくりしてほしい(笑)」

 

一同(笑)

 

ANNIEさん :

これがジョンジョンフェスティバルです(笑)」

 

トシバウロンさん :

「こういう音楽を知らない人にも聴いてもらいたいし、知ってる人にも楽しんでもらいたいって言う欲張りなところがあるかな。

僕昔ジョンジョンフェスティバルの標語を作ったことがあって、『楽しく、、、』なんだっけ?」

 

一同(笑)

 

トシバウロンさん :

「『楽しく明るく朗らかに』だ!  " 聴く人も弾く人も幸せにする音楽 " 、それに尽きるなと思うんです。

その想いでずっとやっています、そこはあまり変わらないよね。

割りといい標語作れたなと誇りに思っています。」

 

 

—今言葉が出てくるのちょっと危うかったですけど(笑)

 

 

 

一同(笑)

 

Johnさん :

「よく弾いてる三人を見て『楽しく弾いてますね』って言われるんですけど、弾いてるのが楽しいという事が見てる人にも共有できているのは嬉しい。

楽しいという感情が共有できることが私たちも楽しいな一番。」

 

 

—楽しいという想いが伝染していくというのはとても素敵なことですよね。

どこかのタイミングで僕が今住んでる福岡の糸島にもジョンジョンフェスティバルのみなさんに演奏で来てもらえればと思っているのでこのインタビューが一人でも多くの人に届いてくれたらと思っています。

今日はライブ前の貴重な時間をありがとうございました。

 

 

その後満員の会場で福岡のステージに立った三人はとても楽しそうでオーストラリアの話やこれからの話もMCで語りながらも大事なことは演奏ですべてお客さんに伝わっていたように感じた。

 

 

活動再開後の作品のタイトルにもなっている『Forget me not』。

本来の意味だけでなく、メンバーの三人それぞれが自身の原点を忘れないという想いも込められているのかもしれない。

 

この日のアンコールで最後に演奏されたのは会場へ向かう道中で聴いていた結成間もない頃のライブアルバム一曲目に収録されていた『Sally Gally』で点と点が線に繋がったような夜だった。

 

 

 

結成10年目を目前に控えたジョンジョンフェスティバル。

 

" 聴く人も幸せにする弾く人 " である三人の旅は今日もどこかで続いている。

 

 

 

文・写真・絵 freedom smile (山口達也)

《ジョンジョンフェスティバル》

 

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ヨシダナギさんと、福岡での再会。

2017.01.20

 

 

先日福岡に東京時代お世話になったカメラマンさんがトークイベントで来福してました。

 

 

nagi yoshida -ヨシダナギ-さん。

 

 

仲間6人で集まって企画して開催してきた縁をクリエイトするフェス 【ennas (えんなす)】、

 

このennasの2014年開催時にトークセッションで声をかけさせてもらったのがnagiさんでした。

 

 

当時まだ開催2回目のイベントにも関わらず作品展示も兼ねて参加いただいて、トークセッション

 

のホストを言い出しっぺの僕が務めさせてもらいました。

 

その時のトークの内容はennasのウェブサイトに残してあるのでそちらも覗いてみてください。

 

3年前の僕ががんばって文字おこししたスーパー手作りな記録です(笑)

 

 

【ennas-学縁祭- yoshida nagiさん【 東京生まれ、アフリカ育ち (嘘) 】Vol.1〜Vol.2】

https://wmennas.com/2014/07/31/ennas-talk/



 

イベントからしばらく経った頃、nagiさんから連絡をいただいて一度写真を撮っていただいた事が

 

あったんです。

 

しばらくの間プロフィール写真としても使わせていただいてた写真で、思えばこういうちゃんとした

 

アーティスト写真っぽいものを撮ってもらったのははじめてだった気がします。

 

 

今回福岡でお会いする前にお会いできたのは2014年に恵比寿での個展を開催された時で、その時

 

はもうクレイジージャーニーへ出演されたあとで展示会場も終日混み合っててなかなかお話しで

 

きる時間もなかったのだけど、少しだけの雑談ともうすぐ福岡へ引っ越すんですとだけ話せたの

 

憶えている。

 

 

それから一年と少しが経って、今度は福岡でお会いできたのは個人的にちょっと感慨深かった。

 

nagiさんが駆け抜けたこの数年をみせてもらって僕自身すごく元気をもらったし、多忙なnagiさん

 

が少し心配にもなったのだけど、自分が今進んでいる道をもっと太く確かなものにしていかなくちゃ

 

とパワーをたくさんもらえた。

 

 

 

今度は僕が何かを還せる存在になりたい。

 

 

 

今年の僕はミニアルバムも発表します。

 

時の繋がりをテーマに小さくて果てない世界を表現してみようと思っています。

 

 

歩く事に疲れたり、立ち止まりそうになった時はnagiさんが何度もアフリカへ旅して作られた

 

写真集を眺めて、今よりもっと先の世界へ歩みを進めていこうと思います。

 

 

nagiさん、君野さん、くれぐれも心と体をお大事に。

 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

 

カセットテープで聴くパティ・スミス『Easter』1978年ドイツ盤。

 

自主企画『時のむすび目』の写真たち。

 

 

カセットテープで聴く宇多田ヒカル『DEEP RIVER』。


カセットテープで聴くMISIA『LOVE IS THE MESSAGE』。

 

2017.01.17

 

 

今年がはじまってもう半月。

 

肌寒いくらいだった糸島に吹く風も肌を突き刺すくらいになって、今日はいよいよ夕方から

 

霰(あられ)がぼつぼつ舞い降りたりした。

 

 

寒いね、とか

 

雪が降りそうね、とか

 

そんな事をつぶやいているうちに春もすぐそこまで来るんだと思う。

 

ゆっくりと確実に寄り添い始める一月特有の雰囲気が意外と好きだったりもするんです。

 

 

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

1月1日のお正月に昔MISIAとDREAMS COME TRUEのコラボシングルをタワレコで

 

買った事をふと思い出した今年の元旦、久しぶりに棚からひと掴みしてMISIAの

 

アルバムをデビュー作から聴き直してみました。

 

 

という事で今回のカセットテープレビューでは2000年の1月1日発表になったMISIAの

 

2ndアルバム『LOVE IS THE MESSAGE』のカセットテープ版をご紹介します。

 

 

 

 

僕が高校生の頃、学年末テストの勉強で早起きをする時にラジカセのタイマー機能で

 

目覚まし代わりにかけてたのがMISIAのこのアルバムでした。

 

冒頭のイントロダクションでゆるやかに世界観が広がり始めて飛行機のジェット音

 

と一緒に「BELIEVE」のファットな打ち込みがながれ始めるのを聴くと、実家の部屋に

 

充満した冷たい空気の中で鼻の奥が痛くなりながらぼんやり目を覚ましていた当時の様子

 

がフラッシュバックして来る。

 

友達から借りた『LOVE IS THE MESSAGE』をMDにダビングして一曲づつタイトルも入れ

 

たりとかしてたなあ。

 

 

そこから15年以上の時を経て手にしたのはCDでもMDでもなくカセットテープ版でした。

 

毎度の事ながらこの時期のJ-POPは日本国内向けではなくてタイやインドネシアなどのアジア

 

向けにプレスされたものがほとんどで今回のも例に漏れずBMGファンハウスのタイランド工場

 

で生産されたもの。

 

プラケースに貼られたシールにタイ語が記載されている事意外は歌詞の掲載されているインレイ

 

もしっかり日本語で記載があって言われなければ海外物だと気づかない人も多いと思う。

 

 

 

中古で手に入れたこのカセット、実はテープにカビが生えてしまっていてとても再生できる状態

 

ではなかったので最初にテープの掃除から始めました。

 

ドライバーでケースを開けて、テープの摩擦防止のフィルムを取ったら巻き付いたテープが出て来る。

 

その状態のまま少しだけ湿らせた綿棒でやさしく拭き取っていく。

 

両面に何度か同じ事を繰り返し作業する事10分、なんとか聴けるくらいの状態に戻す事ができた。

 

 

普段使ってる1970年代製SONYのレコーダー TC-2050CDでいざ再生してみると途中からテープスピード

 

がぐにゃぐにゃ遅くなってしまって聴けず、1990年代製SONYのWALKMANでも同じ症状。

 

最後に2000年代製 VICTORのラジカセでようやくなんとか再生できた。

 

 

宇多田ヒカルやフィッシュマンズみたいにクラブ、ソウル系の音楽をカセットで聴くといつも思う事

 

だけど、やっぱり打ち込みの音とカセットの相性はすごくいいなと体で素直に感じる。

 

音楽と記録媒体の相性がすごくいい。

 

こうやってジャンルによって聴く媒体を変えるのは今の時代だからこそできる贅沢なんじゃないかなと

 

改めて思う。

 

 

 

個人的には「BELIEVE」「It's just love」「忘れない日々」は特に心地よかったし、当時のMISIAが

 

ミックステープだけは国内向けにもカセットで発表していたのにはちゃんと理由があったんだと自分

 

なりに納得したりもした。

 

一部のDJ、プレス向けに配布された1stアルバムのアナログ盤が今でも¥30,000くらいでやり取りされ

 

ているように今でも評価が高いのは " 音楽と記録媒体の相性 " をこの時すでにMISIAが気づいていたから

 

なのかもしれない。

 

 

ちなみに、今回改めてアルバムのクレジットを見て驚いた事があった。

 

11曲目の「One!」の編曲者の欄にエヴァンゲリオンの音楽を担当されている鷺巣詩郎さんの名前を発見。

 

エヴァで時間の繰り返しが描かれていてその描写に何度もリバースするカセットテープが使われているよう

 

に、アナログ媒体のよさも何度も繰り返し評価され続けていくのかもしれない。

 

text : freedom smile (山口達也)


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カセットテープで聴く宇多田ヒカル『DEEP RIVER』。

 

レコードで聴くUAのライブアルバム。『情熱』

 

カセットテープで聴くJUDY AND MARY『ひとつだけ』(WARP)。


カセットテープで聴くRage Against The Machineの空耳。

 

2016.12.28

 

 

今月12月6日は僕の音楽活動名のfreedom smileが6周年を迎えたり先月の11月3日が僕の

 

誕生日だったりとこの時期は個人的な節目が多い。

 

 

 

そして遡ること24年前の11月3日に歴史に残る名盤が発表されていました。

 

 

 

 

Rage Against The Machine デビューアルバム 『Rage Against The Machine』

 

 

最近東京に行けてなくて新しいカセットが手に入る機会がなかったんだけど、12月に群馬

 

の高崎へライブでお邪魔した時に友人からおもしろいレコード屋さんがOPENしたから一緒

 

に行こうと誘ってもらった。

 

連れてってもらったのは本当に普通の住宅地の中にひょっこり現れた自宅を改装して作ら

 

た2016年 9月 OPENの September Records(セプテンバーレコード)。

 

http://september-records.com/

 

写真はSeptember RecordsさんのFacebook、webサイトより

 

お店では調整されたプレイヤーで試聴もさせてもらいながらいろいろと物色。

 

全部持って帰りたい想いを抑えながらこの日は3本だけ買わせてもらって福岡へ戻った。

 

そのうちの一本が今回紹介するレイジの1stです。

 

 

状態がすごくきれいでテープの伸びも無くどの機種で再生してもしっかり厚い音が鳴った。

 

 

24年も前にレイジはこの音楽を生み出したなんてすごいなあ、当たり前だけど改めてそんな

 

事を思ったりして90年代が放っていた時代、世界、人のパワーに震えがでた。

 

 

インレイには歌詞も掲載があったんだけど、空耳アワーでもアワードに選ばれた名曲で

 

 " ナゲット割って父ちゃん " でもお馴染みのKilling in the name だけは掲載がなかった。

 

たぶん内容に問題があったからだと思う。(それを言い出すと全曲そうな気がするけど)

 


 

以前紹介させてもらった Red Hot Chili Peppers 『 Blood Sugar Sex Magik 』 のカセットテープ

 

でも感じた事だけど、90年代初期の音楽は本当にカセットテープとの相性がいいと思うんです。

 

90年代後期はCDに適したミックスが主流になって、カセットという媒体でその音楽を聴くと

 

音圧が厚くモコモコしちゃって個人的にはずっと聴いてると耳が疲れてくる印象がある。

 

 

その点この時期はとてもバランスがよくて聴きやすいし素直に " いい音だなあ " と味わいながら

 

聴けるんです。

 

 

ラヂオつくばさんで放送させていただいてる僕の番組『SOUND TRIP』の「アナログ音源を聴こう

 

のコーナー」でも紹介させてもらったこの曲を是非みなさんにもカセット音源で楽しんでもらえれ

 

ばと思います。

 

 

このアルバムには もうひとつの空耳の名作 Bomb Track も収録されているので聴きながら一緒に

 

「 パン、パン、夜食のパン 」と口ずさんで見てください。

 

 

 

次回の来日が実現するのを願いつつ夜食にパンでも食べながら。

 

text : freedom smile (山口達也)


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自主企画『時のむすび目』の写真たち。

 

 

2016.12.15

 

 

『時のむすび目』

 

その時が来るまでは そわそわ と どきどきが目まぐるしく繰り返していたのに、

 

通り過ぎてみれば少し長い瞬きをしていたような。

 

そんなあっという間の一日でした。

 

 

そんな時間と空間をふたりの写真家(ひとりはギタリスト)に残してもらっていたので

 

ここで紹介させてください。

 

 

photo by OKUYA HIROSHI & HONDA TOSHIHIRO

 

 

 

音楽だけでなく空間全部を表現の場所にしたい、

 

そんな想いから動き出したこのイベント。

 

2017年にはまた新しいカタチで空間を彩るライブができればと今からアイデアを出し始めています。

 

 

次は春頃。

 

ミニアルバムの発表と同じ頃かもね。

 

どうかそれまでみなさん心と体をお大事にすごされてください。

 

 

 

 

2016.12.10 (sat)

『時のむすび目』

 

- act -

freedom smile (音楽)

Tokuto (映像・写真展示)

tenir (ライブペイント・絵展示)

Iwao Kyoko (会場花装飾)

 

 

- 写真 -

OKUYA HIROSHI

HONDA TOSHIHIRO

 

 

text : freedom smile (山口達也)


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photo by OKUYA HIROSHI 

 

 

2016.09.19

 

 

夏が過ぎた頃にやってくる台風と、

 

その接近を知らせる強い風、

 

たくさんの雨に降られて風がここにあった空気を押し出せば

 

新しい世界に入れ替わったような気になる。

 

 

 

小学生くらいの頃からあるこの感覚。

 

あながち気のせいでもない気がしてるんです。

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

先日9月17日は平尾のFUCAで僕が企画させてもらった

 

『終わりから繋がるはじまりの夜に。〜3人の歌い手によるそれぞれの解釈〜』

 

へ足を運んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

空間を含めた世界観全体で自分の音楽を楽しんでほしい、という想いが強くなって来たここ二年。

 

夏前に佐賀のカフェ木と本さんで開催させてもらった朗読ライブもそうでしたが、音楽と共にある

 

空間も自分の表現として伝えられれば心の中をのぞいてもらえるような時間にできるんじゃないか。

 

その想いを軸に今回はFUCAという場所でそれを表現させてもらいました。

 

 

終わって言う事を嘆いたり憂いたりする事は多いけど、

 

終わっていくものからはじまっていく事もあるんじゃないか。

 

この夜に蒔いた種がライブを終えたずっとあとになって花を咲かせてくれるようなそんなライブを

 

やりたい。 そう思い立って会場の下見に言った時にひとりのフラワーアーティストに出逢いました。

 

 

IWAO KYOKOさん

 

 

 

この日は会場のデコレーションをIWAO KYOKOさんにお願いして、テーマにしていた" 終わりとはじまり "

 

生花とドライフラワーを組み合わせた装飾で彩ってもらったりとこれまでよりさらに自分の中にある世界

 

を再現してもらえた夜になりました。

 

 

そして当日写真を撮ってくれたのはOKUYA HIROSHIさん。

 

 

 

 

 

【水引草】


 

【フウセンカズラ】


 

 


【ドウダンツツジ】



 


【プロテア・ワラタ】

太陽の花と呼ばれているのだそう。


 


【アスパラガス(ドライ)】

こんな葉のカタチをしてるなんて初めて知りました。


 

【パンパスグラス(ドライ)とユーカリのスワッグ】

ユーカリが好きなんです、と何気なくこぼしていた

僕の言葉をkyokoさんに憶えていただいてたようで

これはその気持ちを汲んでいただいた作品。
うれしかぎり。


 


【バラ(生花とドライミックスの束)】

今回の企画の象徴とも言える作品だと思います。

ドライもしっかり生き続けている。


 


【アジサイヘッド(ドライ)】

マイクへの装飾はkyokoさんのアイデア。

本当に素敵な仕上がりです。


 


それらが彩ってくれた世界がこうなりました。

 

そしてはじまったライブ。

 

 

熊本から来てくれたナナシナタロウくん。

 

心の隅っこをくすぐる歌い手です。

 

 

 

東京で出逢った福岡出身のシンガーソングライター野田徹。

 

今年は糸島でも共演させてもらって何かと縁のある兄貴です。

 

アイリッシュブズーキの曲が素敵でした。

 

 

そしてぼく freedom smile。

 

新曲『 circle 』を含め7曲演奏させてもらって僕自身も心地よい宇宙を漂わせてもらいました。

 

最後は3人で stand by me をセッション。

 

めずらしくハーモニカソロなんてものをやってみたりしたんです。

 

 

 

僕のやりたいように作らせてもらった今回の企画。

 

そこに寄り添ってくれたみんなに心からありがとうと伝えたいです。

 

 

 

こうしたいとか、

 

こんな想いを伝えたいとか、

 

自分の体と頭が動いている間はテレパシーみたいにいろんなものを届けていければと思うんです。

 

肉体が朽ちてしまっても、今蒔いた種がどこかでいつか芽吹いてくれると本気で信じてたりします。

 

 

終わりからはじまりへ繋がっていく点を残してさえいれば線になるんだと。

 

 

 

次回は12月上旬、またおなじFUCAで違うテーマを軸に企画をさせてもらおうと思っています。

 

相変わらずな僕ですがまたちらりとのぞきに来てやってください。

 

 

またすぐにお会いしましょう。

 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

 

カセットテープでエアロスミスを聴いて感じた違和感と考察。

 

カセットテープで聴く宇多田ヒカル『DEEP RIVER』。

 

レコードで聴くUAのライブアルバム。

『情熱』


アナログ盤とCDで収録曲が違うALLMAN BROTHERSのベストをカセットで聴く。

 

2016.08.31

 

 

昼間の気温も体に心地いいくらいになって

 

夜は毛布が恋しくなる。

 

糸島へ引っ越して最初の夏がもうすぐ過ぎようとしています。

 

 

この街は海がきれいだし人も穏やかだし、

 

何より自分の生き方をもう一度振り返るきっかけもくれる。

 

 

週末にはサンセットライブもあるし、秋まで夏の余韻を感じながらのんびり待ってみよう。

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

カセットテープのレビューをここでつらつらと書いてきたけど、

 

昔の曲を取り上げる事があまりなかったなあとふと思った。

 

 

以前東京へ行った時に渋谷のHMVアナログショップで手にしたオールマンブラザーズの

 

ベストがウォークマンに入ったままになってたので今回はこれを紹介してみようと思います。

 

 

 

 

【THE BEST OF ALLMAN BROTHERS】

 

1981年に発表されたALLMAN BROTHERS名義のベストアルバムでバンドの初期から中期に

 

かけてライブでも演奏機会の多かった曲たちが収録されている。

 

 

U.S.A生産カセットテープ版のインレイは歌詞カードのないすごくシンプルなもの。

 

 

 

汎用品でないプラスチックケース、

 

時間とともに少しアイボリーに変色したカセットは35年前の雰囲気を感じるには充分。

 

 

 

ケースに擦れはあったもののテープ自体の状態はよくて聴くのに問題ない音質で楽しめてる。

 

この時代のテープは前回紹介したパティスミス同様延びてるものも多いから運がよかった。

 

 

一曲目のRamblin' Manはタモリ倶楽部の番組序盤でよくかかってるので誰が歌ってるのかは

 

知らないけど聴いたことはある、という人も多いんじゃないかな。

 

 

イーグルスやTHE BANDが好きな人はきっとずっと聴いてられると思う。

 

グレイトフルデッドみたいなジャム要素もあるから今の時代にフェスで観れるのであれば

 

新しいファンもきっと増えそう。

 

時代がぐるっとまわってすっと受け入れられる若い層も多い気がする。

 

 

 

個人的な出逢いはもう10年以上前、まだ10代だったころイーグルスみたいな音楽ばっかり

 

聴いてる時期にニールヤングに魅了されてそこからジェイホークスというバンドを知った。

 

 

ある日ラジオでオールディーズ特集をやっていて、

 

イーグルスからの流れではじめてRamblin' Manを聴いた。

 

 

 

 

このアルバム、CDでも再発されてるんだけど、実は収録曲がまるっきり違うんです。

 

レコードに収録されていた内容を忠実に移植したカセット版はオリジナルと同じ収録曲なのに

 

くらべ、CD版は曲数も11曲から16曲へ大幅に増えてる。

 

再発版によくあるように単純に曲が追加されてるわけではなくて、一曲目のRamblin' Man以外

 

は曲順も違えばカットされてる曲もあったり変更が大きい。

 

 

 

 

《 CD版収録曲 》
(プレス時期によって一曲多いのもある)

 

1. Ramblin' Man

2. Pegasus

3. Revival  

4. Midnight Rider  

5. Melissa  

6. Don't Want You No More

7. It's Not My Cross to Bear

8. Statesboro Blues

9. Jessica

10. Hoochie Coochie Man

11. Whipping Post

12. In Memory of Elizabeth Reed

13. Blue Sky

14. Crazy Love

15. Southbound

16.Win Lose or Draw

 

《 レコード、カセットテープ版収録曲 》

 

1. Ramblin' Man

2. Dreams I'll Never See

3. Midnight Rider

4. Southbound

5. Melissa

6. Little Martha

7. Jessica

8. Win Lose or Draw

9. Stand Back

10. Blue Sky

11. Statesboro Blues


 

 

 

以前このレビューで紹介した小沢健二のアルバム『LIFE』もレコードとCDで収録曲が違う

 

という点を書いたんだけど、『LIFE』の場合はレコードの収録可能時間の都合上カットした

 

可能性が高い。

 

ALLMAN BROTHERSの場合曲順の変更というレベルではなく内容も大きく変わってしまってる

 

のでもしかするとレーベル移籍に伴った版権の影響があるのかもしれない。

 

 

 

いろいろと調べてみたんだけど明確な理由が分からなかったのでこの辺りに詳しいレコード屋

 

さんに今度聞いてみようと思います。

 

東京の武蔵小山にあるペットサウンズさんというレコード屋さんはこの界隈のジャンルにすごく

 

詳しくて東京在住時たくさんいい作品を紹介してもらった。

 

 

 

次にゆっくり東京へ行けるのは10月末かな、

 

それまでウォークマンで繰り返し聴きながらのんびり待ってみようと思う。

 

 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

カセットテープでエアロスミスを聴いて感じた違和感と考察。

カセットテープで聴くパティ・スミス『Easter』1978年ドイツ盤。

ピクチャーレーベルレコードで聴くデヴィッドボウイのジギースターダストと彼の小宇宙。


カセットテープでエアロスミスを聴いて感じた違和感と考察。

 

2016.08.26

 

 

先週は生音でのライブと機材フルセットのライブの2日間でした。

 

こうやって音楽に触れていられるというのは本当にありがたい。

 

また秋に向けて音の旅がはじまるので一分一秒をしっかり手で感じながら新しい歌を

 

生み出して行きたいな。

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

高校生の頃に聴き始めたエアロスミス、バイヤー向けのサンプル版カセットテープが手に入った

 

ので今回はこのベスト盤を聴いてみてのいろんな想いを書いてみようと思います。

 

 

僕が高校生の頃に発表されたアルバム『JUST PUSH PLAY』(2001年)、

 

この作品で初めエアロスミスと出逢った。

 

もちろんテレビやラジオで耳にはしてたんだけど、ちゃんと意識して聴いたのはこれが

 

最初だった。

 

聴きやすいポップなハードロックという印象で今でもこの頃のサウンドが自分の中では

 

=エアロスミスという認識になってる。

 

その一年後に日韓ワールドカップで来日、邦楽史上に残るB'zとの共演を経たあとに発表

 

されたのがこの『O, Yeah! Ultimate Aerosmith Hits』。

 

 

 

火曜日の夕方、学校から果てしないほどに遠いCD屋さんまで自転車を走らせて初回盤を

 

買いに行ったのはきっと僕だけじゃないはず。

 

国内版CDの初回盤は動く絵のジャケットになっていてボーナストラックも4曲収録という

 

豪華な内容だった。

 

家に帰ってDISC1を再生、初めて耳にするMama Kinを数秒聴いてみて、

 

あれ、買うCD間違ったかな、と心配になってしまったほど2002年当時とデビュー直後の

 

スティーブン・タイラーの歌声の違いに疑心暗鬼に近い衝撃を受けた。

 

全然ハスキーじゃないし曲もなんだか古くさい。

 

2002年から遡ること約30年、1973年の歌声と音楽性の違いを受け入れるまで一年くらい

 

かかった気がする。

 

 

 

今回手に入ったカセットもCD同様2本組、バイヤー向けのサンプル版ではあるんだけど

 

収録曲や曲順も変わらずそのままカセットになっているものでした。

 

肝心の音質に関して、当時はもうCDが主流の時代だったのでおそらくデジタルの音源から

 

カセットテープにダビングされたんだと思うんだけどCDとあまり変わらないクリアな音質

 

ですごく聴きやすかった。

 

もちろんテープらしい高音の抑えられたやわらかい音ではあるんだけど、これまで紹介させて

 

もらって来た古いカセットテープたちに比べるとあんまり目新しい感動はなかったのが正直な

 

感想。

 

前回のパティ・スミスはそれこそ38年前のカセットだったこともあってマスターになってる

 

音源もオープンリールのテープの頃、ものによってはレコードから音録りされたものもあった

 

んじゃないかな。

 

同じ頃のJ-POPのカセットは独特な味のある聴こえ方がしたんだけど同時期の洋楽では物足りない。

 

自分でもこんな感覚になるなんて思っていなかった。

 

 

OASISのモーニンググローリー(1995年発表)をカセットで聴いたときはいい意味での野暮ったさを

 

感じたのに5年しか違わないエアロスミスのベストは少し物足りない。

 

以前紹介したJUDY AND MARYのWARPは今回のエアロスミスのカセットとほぼ同時期のものなのに

 

違和感はなかった。

 

 

たぶんなのだけど、マスタリングやミックス次第でカセットという記録媒体との相性が変わるの

 

かもしれない。

 

 

去年僕が出した『世界の空と、夜明け前。』(2015年発表)というアルバムは自宅の機材で録音、

 

あまりポップス感を出したくなかったので今のJ-POPでよく見られる高音圧にするのを避け70%

 

くらいに抑えてエンジニアさんには仕上げてもらったんだけど、そのデジタル音源からデビング

 

して作ったカセットテープ版は個人的にはCDよりも耳障りがいいなと感じた。

 

カセット工場の方と話をさせてもらった時、カセットにする時に改めてミックス、マスタリング

 

し直す必要はないですよとアドバイスをもらった。

 

 

その言葉を片隅に置きつつ、CDで聴いた時にオルタナティブっぽい音質になるよう目指して

 

引き算したらたまたまカセットとの相性がよかった。

 

レコードも同じ音源で制作したんだけど、こちらに関してはさらに音圧を下げて作った方が音粒が

 

しっかり聴こえてくれそうだなと感じた。

 

 

 

エアロスミスの音楽はすごくダイナミックだからその魅力が伝わるようにマスタリングされてると

 

思うんだけど、そう思うとCD用に調整されたその音圧の厚さがカセットでは強すぎてこれまで感じて

 

きたテープの心地よさには繋がらず " CD音源をダビングしたカセットテープ " というものになって

 

しまったのかもしれない。

 

 

2000年代初頭のJ-POPは音圧もまだそこまで厚くなかったからカセットとの相性もよかったと考えれば

 

年代は同じでも洋楽と邦楽でカセットでの聴こえ方に違いがあったことは点と点が線になる。

 

 

今回感じたことの裏付けも兼ねて、今度はこの頃の他の洋楽カセットでも聴き比べをしてみようと思う。

 

 

アナログ音源のレビューを書き始めて約半年、なんだか少し違う景色が見えて気がする。

 

 

 

音質の違い、果たして真相はどうなるのか。

 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

カセットテープで聴くパティ・スミス

『Easter』1978年ドイツ盤。

カセットテープで聴くoasisの名盤『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』と中目黒のレコードショップ『waltz』《前編》 

カセットテープで聴くJUDY AND MARY『ひとつだけ』(WARP)。


カセットテープで聴くパティ・スミス『Easter』1978年ドイツ盤。

 

2016.08.15

 

 

いつかの糸島。

 

 

 

この海の見える場所で過ごしたすくえるだけの時間を終えたときに顔を出した

 

曲のはし切れを想い尽くままに大きく広げているここ数日。

 

夏が過ぎる前にはかたちにしたいな。

 

水も時間もすり抜けては流れていくからちょっとだけでもすくって残したいものです。

 

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

 

7月末に数日間東京へ出ていました。

 

今回は予定も少なめに、会いたい人に逢って行きたいところへ行くという旅のなかで、

 

中目黒のカセットテープ専門店waltzさんにもまた足を運ばせてもらって来た。

 

 

いつか見つけたら手にしたいと思っていたカセットが今回の旅の最後に手に入ったので

 

今回のレビューではその一本、

 

PATTI SMITH GROUP  『 Easter(イースター) 』《1978年発表》Made in Germany盤

 

を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

1975年に名盤『HORSES』でデビューした3年後の1978年、パティ・スミスグループ

 

名義で発表されたアルバム 『Easter』。

 

僕も大好きなローリングストーンズやボブ・ディランなどを聴きながら音楽の感性を

 

研ぎ澄ませていったパティ・スミスの骨組みが感じられる作品だなと個人的に思う作品。

 

 

中学生の頃だったかな、CD屋さんで初めてこのジャケット写真を見たときしばらく動けず

 

ずっと眺めてしまったのをはっきり憶えてる。

 

 

Primal Screamのボビー・ギレスピーが放ってる妖艶さや気怠さに似たものも感じる風貌が

 

" ロックっぽさ " とはこういうことなんだと自分の中に引き出しを増やしてもくれた。

 

GUNS N' ROSESやエアロスミスみたいなアメリカのハードロックがもつソリッドな空気と

 

ヨーロッパの静かな衝動を併せ持つ人はパティ・スミスひとりだと思う。

 

 

 

 

1978年発表当時のカセットテープということでA面は少し音の揺れが出ていたり左右のバランス

 

が乱れたりする箇所もあったけど、B面はきれいに再生ができて75%は問題なく聴ける状態。

 

ケースに割れはなく、インレイの折れ目も38年前に作られたカセットということを考えると

 

さほど気にならない程度でした。

 

ケースの背面部分は年代を感じるマットな青いプラスチック、ファミコンのカセットや古い雑誌

 

もそうなように愛おしいチープな色味がやっぱりぐっとくる。

 

 

 

パティスミスはこれまでにステージからの転落だったりMC5のフレッドとの結婚で活動がゆるやか

 

になることもあったんだけど、1994年のフレッドの死去以降は公の場に出て来てくれることも増えて

 

2016年の今年は6月にビルボードライブへ出演のため来日してくれたりと70歳を目前にした今も活発

 

に音楽を発信し続けてくれてる。

 

 

UAがシングル『雲がちぎれる時』を発表した時、カップリングで収録されていたのがパティ・スミス

 

のカバー曲 Because the night だったことがきっかけで原曲が収録されてるEasterをちゃんと聴きたいと

 

思ったりしたんだけど、この二曲は是非聴き比べをしてほしい。

 

パティの尖った原曲とUAの妖婉さを孕んだカバーどちらも素晴らしい。

 

曲の雰囲気的にも個人的おすすめの聴き比べ方法は両方レコードがいいかもしれない。

 

 

カセットテープやレコードなどアナログ音質の魅力が再評価されて来た今だからこそできるこの聴き比べ

 

をビンテージのお酒を楽しむみたいに味わってみるのも古くて新しい贅沢なんじゃないかなと思います。

 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

レコードで聴くUAのライブアルバム『情熱』

 

ふたりの写真家によるふたつの解釈

〜freedom smile ライブ in カフェ木と本〜

カセットテープで聴くRed Hot Chili PeppersのGive It Away。


ふたりの写真家によるふたつの解釈 〜freedom smile ライブ in カフェ木と本〜

 

2016.08.04

 

 

自分が楽しいと思える時間と空間を、

 

大切な人たちと共有しながら思い想いに漂う。

 

幸せもシェアする時代にいよいよ戻って来ている。

 

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

先月7月23日に地元佐賀にあるカフェ木と本さんでごはんと飲みものがついたライブをやらせて

 

いただきました。

 

 

アルバム『世界の空と、夜明け前。』のアナザーストーリーを新しく書き下ろし、僕が通っていた

 

福岡の音楽専門学校FSMの後輩 千葉なつみさんがそれを朗読してくれるという今までと少し違う

 

表現をさせてもらった夜。

 

主人公が物語のなかで手に取った本には言葉と音が共存していてそこにアルバムの中で起こる10の

 

夜明け前の出来事が集約されている。

 

本を読み終えて確かに変わったことがあるのだけど、今はまだぼんやりしていてこれから自分のなか

 

でより輪郭がはっきりしていく、というストーリー仕立ての二部構成でした。

 

 

 

その日の様子をふたりの写真家さんに残してもらっていました。

 

ひとりは福岡から、そしてもうひとりは名古屋からの旅の途中に。

 

 

今回の smilestone news paper ではふたりの写真家によるふたつの解釈を写真であじわってもらい

 

ながら当日の雰囲気を感じてもらえればうれしいです。

 

 

 

 

 

【 とあるひとり目の写真家の場合 】

 

photo : http://www.takutoyamaguchi.com/

 

 

 

 

 

【 とあるふたり目の写真家の場合 】

 

photo : https://www.instagram.com/bluecalcio1/

 

 

人それぞれ見え方も感じ方も違う。

 

正解がないからおもしろいし愛おしいし尊い。

 

 

これからも今回みたいに表現を少し変えたライブをやっていくのでどこか星回りのいいタイミングが

 

ある時には観に来てやってください。

 

同じ宇宙の旅を共有しましょう。

 

 

それでは、またすぐに。

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

 

フジロックを想いながらRAGE AGAINST THE MACHINEをカセットテープで聴きく。

 

カセットテープ盤 THE YELLOW MONKEYの

 

『SO YOUNG』を聴いて想う事。

 

freedom smile×chie 下北沢it's a Beautiful day  インストアライブ。


フジロックを想いながらRAGE AGAINST THE MACHINEをカセットテープで聴きく。

 

2016.07.01

 

 

足並みと呼吸をととのえる。

 

梅雨の夜、流星みたいに頭の中で音が降り続く。

 

この新しい歌には言葉はあまり必要ない気がする。

 

 

ちょっとだけ、手ですくえる必要なぶんだけの言葉を少々。

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

今月開催されるフジロックフェスティバルが20周年を迎える

 

少し前に SEALDs の奥田愛基さんがアトミック・カフェへ出演されると発表になってからあちこちで

 

「音楽に政治を持ち込むな」論争が巻き起こってるのを目や耳にしながら個人的にもいろいろと想う所

 

があった。

 

 

今回のカセットテープレビューはRED HOT CHILI PEPPERS、THE YELLOW MONKEYと共に1997年の

 

フジロック第一回目に出演していたRAGE  AGAINST THE MACHINE (レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)

 

の『THE BATTLE OF LOS ANGELES』を紹介しながら自分の想いも綴ってみようと思います。

 

 

 

" 歌わないボーカル " とも言われたザック・デ・ラ・ロッチャのラップで叫ばれているのは対警察、

 

対政治家、対戦争、対大量生産大量消費、といった内容がほとんど。

 

1999年に発表された3枚目のアルバム 『THE BATTLE OF LOS ANGELES』に収録されている

 

「 Sleep Now In The Fire 」のMVではニューヨーク証券取引所の前でゲリラライブを決行、メンバーと

 

監督のマイケル・ムーアが警察に連行されるまでが収録されている。

 

 

このカセットはハードパンクやスラッシュメタル系のカセットをメインに扱っている吉祥寺のお店で

 

お店の人と話をしていたらまだ店頭に出す前のものを見せてもらえてたまたま買う事が出来た。

 

ケースのひび割れもなくてきれいなカセットだったのは運が良かった。

 

一緒に買った Björk(ビョーク)のブート盤もいつか紹介したいな。

 

動画ではいろんなところで耳にする事も多い「Guerrilla Radio」をSONYの1970年代製レコーダーで再生

 

した音源を聴いてもらえるようにしています。

 



フジロックはウッドストックに通づる理念のもと企画されたフェスだと思うし、一回目開催時に

 

レイジが出演した事が何よりもそれを物語っていると思う。

 

これは想像でしかないのだけど、" 音楽に政治を持ち込むな " 側の人たちは10〜20代中盤の人たちが

 

ほとんどなんじゃないかな。

 

 

80〜90年代は洋楽邦楽問わずソリッドな作品やバンドがすごく多かった。

 

彼らから発信される音には " 主張 " に似たエネルギーがあったしその姿勢を説得させてしまう生き方が

 

伴っていた。

 

それを見たり聴いたりしたことのある人はロックやパンク、フォークといった音楽のジャンルが持つ

 

それぞれのカルチャーを多かれ少なかれ感じながら楽しんで支持していたと思う。

 

ただ、それ以降の世代のリスナーの多く、特にランキングTOP10でよく見るポップスをメインに音楽を

 

聴いている層 ( もちろんその音楽が悪いとは思わないし素晴らしい作品も多いと思う ) はシンプルに

 

" 音の種類 " として音楽ジャンルの聴き分けをされているのかもしれない。

 

エモーショナルに激しい音楽がロック、メロディックで青春を叫ぶのがパンク、愛や癒しを語るのがフォーク

 

といった具合の棲み分けなのかなと感じることも個人的に実際増えた。

 

 

政治を歌う事は日本ではなんとなくタブーとされているし、ラジオではあまり流れづらい。

 

まわりが何と言っても自分はこうなんだと貫き通す事も敬遠されやすいのかもしれない。

 

でも今回の一件をニュースで目にした時にこのままでは音楽の上辺の心地いい部分だけしか残っていかない

 

気がしてしまった。

 

 

むやみやたら政治や権力に逆らう必要はもちろんないのだけど、自分が生きていく中で譲ってはいけない

 

領域の " 自由 " が侵されそうな時には声をあげなくちゃいけないと思う。

 

考えなんて人それぞれ、みんな同じじゃないなんてことはとても自然な事。

 

相手を否定して自分色に染めるのではなく、大切なのは相手を受け入れながら自分の想いもしっかり持って

 

おく事。

 

自分はこう感じている、何事にもそう言えるようにね。

 

 

フジロックに奥田さんが出演される件に関して、僕はすごくいいなと思う。

 

TVじゃお気楽な情報が多いし、作られている事も多々ある。

 

そんな中本人の話をこうやって直接聞ける機会が作られたというのはすごく貴重だと思うし賛成の人も

 

反対の人も一度体の中、頭の中に入れることが出来る。

 

 

20周年のフジロックはなにか魔法が宿るかもしれない。

 

 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

 

カセットテープで聴く宇多田ヒカル『DEEP RIVER』。

 

ピクチャーレーベルのレコードで聴くデヴィッドボウイのジギースターダストと彼の小宇宙。

 

カセットテープで聴くRed Hot Chili PeppersのGive It Away。


カセットテープで聴く宇多田ヒカル『DEEP RIVER』。

 

2016.06.22

 

 

 

満月のスポットライト

 

海から漂ってくる潮風

 

雨音がサウンドトラック

 

 

 

福岡 糸島で向かえる初めての梅雨は空梅雨かなあと思っちゃうはじまりだったのだけど、

 

ここ数日はらしい雨の降り方をしてくれている。

 

 

ちょうど田植えの時期でもある6月末、しっかり降ってもらって秋の稔へバトンを渡して

 

くれるといいなと願っていたりするんです。

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

 

カセットテープ、アナログレコードのレビューを書く事も昔より楽しくなって来ています。

 

紹介したいものはたくさんあるのだけど、果たしてその中のどれくらいが手に出来るんだろう。

 

出逢いもめぐり合わせだと思うので焦らず偶然の必然を待つ事にしようと思います。

 

 

 

新曲と共に6年ぶりに活動再開を発表された宇多田ヒカルさん、J-POPアナログレコードの

 

中でも未だに人気があって2ndアルバム『DISTANCE』と3rdアルバム『DEEP RIVER』は

 

一万円台でやり取りされる事も多い。

 

 

今回は、14年前のちょうど今頃発売されて、程よくアンニュイな雰囲気が梅雨の季節にぴっ

 

たりだと個人的に感じている『DEEP RIVER』のカセットテープを紹介しようと思います。

 

 

この作品が発表されたのは2002年の6月19日で、いまから14年前。(2016年現在)

 

 

以前紹介した記事の中でも書いた通り、2000年以降にJ-POPでカセットテープ盤が制作され

 

ているものは日本国内というよりはアジア各国向けに作られていて、タイで生産されている

 

ものがほとんど。

 

これも例に漏れずMADE IN THAILANDで、運良く新品未開封で手に入った。

 

生産をEMIが管理していたからなのか分からないけどテープには赤いプラスチック製の

 

ストッパーが付いていたり、外身のケースやテープの最初と最後の余白部分にEMIのロゴが

 

印刷されてたりちゃんとしてる。

 

 

そして今まで手にしてきたカセットテープの中でも群を抜いて大容量のインレイ。

 

(ケースの中に入ってる紙製の歌詞カード)

 

面積の問題である程度写真やクレジットが省かれてる事も多いんだけど、CDのブックレット

 

と同じ内容で掲載されてた。

 

 

 

唯一帯の部分にタイ語の表記がある。

 

 

実際にプレイヤーで再生してみると、少しワウフラッターと言われる音のふらつき、それから

 

ボーカルがサ行の発音をする時に若干歪んでいるのが気になった。

 

SONYのウォークマンとレコーダー、Nationalのラジカセ3台で共通してたからたぶんテープに

 

原因があるんだと思う。

 

ただその辺は楽観主義の僕の強み?でそれもあまり気にせず楽しめたりする。

 

タイの人たちはこれで聴いていたんだろうなと想像すると面白いし、日本の工場の精密さを

 

改めて知る事も出来るからね。

 

実はアナログレコード盤も持っていてCD、レコード、カセットで聴き比べた感想として一番

 

聴き心地が良かったのはレコードでした。

 

ソウルミュージックの要素が強かったり、ビートの強い曲が多いからレコードで聴く時にしっくり

 

来たんじゃないかな。

 

 

映像ではあまり気にならなかったので是非カセットテープの音源をささやかながら楽しんでもらえ

 

ればうれしいです。

 

曲はPVも素敵なTravelingにしました。

 

 


 

『DEEP RIVER』が発表された頃、学生だった僕はミュージックビデオだけが流れる深夜番組

 

をビデオに録画しては音楽と映像で作品の世界を楽しんでた。

 

当時はYou TubeがなかったからMVが見たければこういった深夜番組かカウントダウン番組、

 

クリップ集のビデオを買うかボーリング場のジュークボックスでリクエストするなどとにかく

 

手間がかかった。

 

 

そういった状況の中、ものすごく作り込まれたTravelingのMVを映画みたいに繰り返しみてた。

 

 


 

そしてどうしても紹介したいのがカセットA面に収録されていてアルバムのタイトル曲でも

 

ある DEEP RIVER 。

 

宇多田ヒカルさん自身悩みだったり迷いだったり葛藤だったりを抱えていたんじゃないかな

 

と感じる歌詞、それに寄り添うように流れる映像は本当に素晴らしい。

 

シングルにはなっていないんだけどこうしてMVが制作されたという事は宇多田さん自身作品

 

として思い入れも特別だったんだと思う。

 


 

こうやって10年以上前の作品を振り返ったりすると自分の昔を思い返すきっかけにもなるし、

 

当時そのミュージシャンがどんな心境、状況だったんだろうと想いを馳せる事も貴重な経験

 

になる。

 

 

自分も歌を生み出している中でこれからまだまだいろんな想いを積み重ねていくんだろうな。

 

今は10年後の自分に想いを馳せつつ日々丁寧に作品作りをしていこうと思う。

 

 

深い深い川の流れにしっかり漂っていかなくちゃ。

 


 

text : freedom smile (山口達也)


【関連記事】

 

カセットテープ盤 THE YELLOW MONKEYの『SO YOUNG』を聴いて想う事。

 

アナログ盤『はじめてのやのあきこ』で初めての矢野顕子。

 

【小沢健二LIFEアナログ盤で何を聴く? 】

 

 


カセットテープ盤 THE YELLOW MONKEYの『SO YOUNG』を聴いて想う事。

2016.06.14

 

 

なんかやさしくて残酷な春を通り越して夏にかわって、

 

街のにぎわいも少し彩りを増す、

 

変わる事と、変わらない事のふたつがうまくシーソーを繰り返しながら

 

毎日は保たれているんだという事を知ったりする。

 

 

 

カセットテープのレビューをここで書かせてもらうようになってちょっとの時間が経ったんだ

 

けども、きっと手に入らないんだろうなあと思っていたバンドのカセットがようやく手に入った。

 

 

 

THE YELLOW MONKEY 『 SO YOUNG 』

 

 

 

90年代後期はもうすでにCDが主流だったのにどうやらメーカーさんから各店舗バイヤーさん

 

カセットでサンプルが配布されていたらしい。

 

この頃はCDでサンプル配布するよりカセットの方がコスト的にも安かったんだと思う。

 

僕が某黄色い看板のレコード屋さんで働いてたときはもうCD-Rで送られてたから2000年前半

 

までの作品だったらこうやってカセットで聴けるものが残ってるのかもしれない。

 

 

これまでイエローモンキーの記事はいくつか書かせてもらってたけどレビューらしいものは

 

なかったので今回はバンドの節目の曲という意味も強い『SO YOUNG』のデモテープを紹介

 

しようと思います。

 

 

 

発表された1999年は全国をまわる113本のツアーPUNCH DRUNKARD TOURの途中。

 

ニューヨークで録音されたからなんだと思うけど、カップリング曲も

 

『NEW YORK CITY LOSER』という曲になっている。

 

個人的にはこの曲もアルバムに入ってていいくらいの色気とかっこよさがあると感じてる。

 

 

 

イエローモンキー18枚目のシングルであり今となっては第一期の最後を告げる曲にもなった。

 

 

新しいイエローモンキーのスタートであり最後のアルバムになった『8』には正式に収録され

 

なかったものの初回生産分に本編と分けるカタチで8cmのボーナスディスクが付く二枚組に

 

なっていて、こっちの方に収録されていた。

 

聴き手としては一枚にまとめてある方が聴きやすいし、どうして二枚に分けちゃったんだろう

 

と疑問だったけど今思えばその意味が痛いほど伝わってくるし、『8』と一緒にする事すら嫌

 

だったんじゃないかなと思う。

 

 

『SO YOUNG』

 

 

まだ10代だった僕はこの曲を聴いた時、少し地味で暗さと重さを孕んでいて何度も聴きたいと

 

いう類いの曲ではなかった。

 

LOVE LOVE SHOW だったりBURNだったり、キラキラしたイメージがあったからだと思う。

 

この頃テレビに出ていた吉井さんもどっか元気がないような印象もあった。

 

 

あれから10年以上経って、今こうやってカセットになっているものを手にしたいと思えたのは

 

イエローモンキーというバンド、強いては吉井和哉という人間そのものがその後の自分の生き方

 

に多大な影響を与えたからというのは間違いない。

 

 

大切な節目の時にはいつも吉井さんの作った歌がすぐそばにあった。

 

 

おかげで今でも長い髪とパーマをキープしてしまってるしね。

 

 

カセットはA面とB面の両方に『SO YOUNG』と『NEW YORK CITY LOSER』が収録されていて、

 

オートリバースのカセットプレイヤーを使っている限り延々とこの二曲をループしていく。

 

シングルでCDを買うという事をしばらくしていないけど、学生の頃部活終わりに駅前のCD屋まで

 

行って帰ったらご飯もそっちのけで8cmシングルのタイトル曲、カップリング、カラオケを繰り返

 

聴いてたなあなんて事を思い出したりした。

 


 

さっきも書いた黄色い看板のレコード屋さんの面接を受けた時、面接してくれた当時のチーフは僕が

 

イエローモンキーが好きだと話すと自分も好きでさ、と言って質問もほどほどにそのあと30分はどの

 

が好き? みたいな話しかしなかったのに結果採用してくれた。

 

 

それから一年半が経って、やっていたバンドもうまく活動できていなくて店も辞めようか悩んでいた頃、

 

事務所のラジオから『太陽が燃えている』が流れてきた時に " この状況を断ち切って先に進まなきゃ "

 

背中を押してくれた。

 

結果その後お店は辞めて自分のバンドも解散、ひとり東京へ行く事になるんだよね。

 

 

今でも忘れないけど、店の送別会の日に放送されたMステに吉井さんが出てて『BELIEVE』を歌ってた。

 

《どうにもならないとは思わずに 今を駆け抜けたい》、と。

 

 

 

 

 

大切な節目の時にはいつも、吉井さんの作った歌がすぐそばにあった。

 

 

 

 

今年はイエローモンキーも再集結、このタイミングで『SO YOUNG』に改めて出逢ったわけで。

 

ラジオから流れる『太陽が燃えている』を聴いてちょうど10年目、もうひとつ先に進んでいけよと

 

言われているのかな。

 

 

 

あの日僕らが信じたもの、それは幻じゃないと言えるまでもう少し走らなくちゃ。

 

 

text : freedom smile (山口達也)


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下北沢it's a Beautiful day インストアライブの写真たち。freedom smile × chie


2016.06.13

 

 

下北沢 it's a Beautiful day でのインストアライブの様子をスタッフの原さんが

 

丁寧に撮影してくれました。

 

 

本当にたくさん送ってもらった写真の中からあれこれ悩んで抜粋させてもらった

 

のでちらりと覗いていってください。

 

 

 

 

あの日へ繋げてくれたすべてに感謝です。

 

 

 














text : freedom smile (山口達也)


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2016.06.07

 

 

都会の隙間の

 

夏のにおいと、

 

また世界を漂う風。

 

 

抽象的だけど下北沢で感じた事はこんな感じ。

 

 

先月末の5月25日は下北沢にあるit's a Beautiful day という岡山デニムの加工工場直結の

 

ファクトリーショップで贅沢なインストアライブをやらせてもらってきました。

 

 

数年前に岡山の無人島フェス《牛窓ナチュラルキャンプ》に出演させてもらったんだけど、

 

その運営チームとゆかりのあるこのお店で念願叶ってのライブ、それも自分一人ではなく

 

チェリストのchieさんとふたりで。

 

いろいろと願ってたことが叶った一日だった。

 

 

平日の夜だってのに本当にたくさんの人が足を運んでくれて、これなかった方からもたくさん

 

応援と祝福のメールをもらった。

 

東京を離れて福岡の糸島へ移り住んで半年、8年間東京で過ごした時間の中でこんなにも多くの

 

仲間に支えられていたんだと改めて感じた。

 

未だにこの溢れる想いをどう言葉にすればいいのか頭をひねってしまうんだけど、いつか細やか

 

な音に乗せて歌にできればと思っています。

 

 

この日は群馬から料理人の仲間も飛んできてくれたんです。

 

高崎で旬なお野菜とお魚、たくさんの日本酒を楽しめるはなぶさ》というお店をされている

 

食人の堤さんが僕の主催しているマルシェで販売している自然農玄米を使っておにぎりを振る

 

舞ってくれました。

 

 

土鍋炊き自然農玄米で作る 大人の本気おにぎり。

 

 

おかげ様で土鍋二台フル稼働、終演後完売したよと嬉しい報告もありました。

 

 

そして2月のマルシェライブ以来3ヶ月ぶりとなった東京でのライブ。

 

2月以降糸島の古民家でライブをやらせてもらったりと自分が表現したい場所、空間で

 

歌わせてもらえる事も増えてきた。

 

この日ものびのび感大爆発で心地よくやらせてもらえました。

 

 

途中からはchieさんとも一緒にセッション、アルバム『世界の空と、夜明け前。』で演奏

 

してもらった " rainbow days " 、 " それでも世界は素晴らしい " だけでなく" sunshine rain "

 

でも伸びやかなチェロの音色を彩ってもらった。

 


 

引っ越し後初の新曲 《circle》もこの日が初お披露目、今までのfreedom smileとはちょっと違う

 

世界を楽しんでもらえてればうれしいです。

 

 

こうして満員御礼の下北沢ライブを終えて今回の旅は終了、

 

余韻に浸りつつ最終日は成田空港へ向かって飛行機に搭乗した。

 

 

 

 

だけど世の中分からないもので、一度滑走路へ出た飛行機がまさかの欠航でそのまま引き返す事に。

 

結局その日は九州へ戻れず空港が用意してくれたホテルで一日過ごして翌日の朝帰ってきた。

 

 

神様がくれた日常からの休憩みたいな時間だったのかも。

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに今年も前半が終わりに近づいてきています。

 

7月以降は山の中、本のたくさん並ぶカフェ、写真に溢れた空間とかとか、いろんな場所

 

でのライブが待っています。

 

これまでやってきた "ただ歌うだけのライブ" ではなくて今回の下北沢でチェロとの共演が

 

実現したように一回一回がもっと特別な時間になるようなものにしていこうと思っています。

 

 

ロマンチスト大爆発です。

 

 

相変わらず呼ばれればどこにでも行くので是非声かけてもらえればうれしいです。

 

 

 

 

生きていればいい事もそうでない事も際限なく繰り返しやってくる。

 

 

意味のある過去だけを連れて 目の前に広がる世界をしっかり歩んで行こうと決めました。

 

手探りでも、不器用でも。

 

 

改めましてですが、

 

僕を支えてくれているすべての人、出来事にこの上ない愛と感謝を。

 

text : freedom smile (山口達也)


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ピクチャーレーベルのレコードで聴くデヴィッド・ボウイのジギースターダストと彼の小宇宙。

 

2016.06.02

 

 

今年の1月8日、YELLOW MONKEY再集結のニュースが日本の音楽ファンの脳内を揺さぶって

 

から2日後というタイミングで吉井さんの敬愛するDAVID BOWIEが亡くなった。

 

こんなにも深い関係のあるミュージシャンのニュースで喜びと悲しみが交差する事になるなんて

 

思ってもいなかった。

 

2016年7月号のROCK'ON JAPANのなかで吉井さんも話していたようになにかで繋がっているんだ

 

思う。

 


 

YELLOW MONKEYの再集結ツアーが始まった今だからこそと思い今回はデヴィッド・ボウイの

 

名盤『 ジギースターダスト (原題 : The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars) 』

 

のピクチャーレーベルレコードを紹介しようと思います。

 

 

 

僕はYELLOW MONKEYが好きで、吉井和哉という生々しい生き方をする人がボウイを敬愛している

 

という事は昔から知っていたんだけど、ちゃんとアルバムを聞いたのはつい数年前のことでした。

 

東京に住んでいた頃よく通っていた学芸大学にあるレコード屋さんでこのジギースターダスト

 

レコードを見つけたのがきっかけ。

 

 

見慣れていたジャケットではなく盤面に印刷されたピクチャーレーベル盤を見たのも初めてで思い

 

切って買ってみた。

 

シリアルナンバーも付いていて、たぶん¥2,800くらいだったんじゃないかな。

 

 

 

このコンセプトアルバムに影響されてYELLOW MONKEYは『 jaguar hard pain 1944〜1994』と

 

いう作品後に生み出す事になる。

 

その事実を想い返しながら盤面に針を落とす瞬間少し緊張していたのをはっきり憶えている。

 

 

曲が始まる前に聴こえる針のぷちぷちという音が普通のレコードよりも多いなあ、なんて感じて

 

いるとフェードインで「Five Years」が始まって来た。

 

ピクチャーレーベルの材質の特徴なのか、曲も少し丸い音質に感じる。

 

あとで調べたらピクチャーレーベルの音質はあまり良くないという事をあちこちで目にして、何と

 

なく納得した。

 

 

でも、それでいいんだと思う。

 

 

これはピクチャーレーベルの音として楽しめばいいし、どうしても気になる人は英国産のオリジナル

 

を聴けばいい、その違いを聴き比べて楽しめれば僕にとってそれで充分だなと。

 

 

 

動画では「Ziggy Stardust」の音源を聴いてもらえるようにしました。

 

両面合わせて38分という今ではコンパクトな収録時間の魔法もあってB面が終わったらそのままA面へ

 

戻ってまたこの小宇宙の世界へゆっくりフェードインで漂っていく。

 

ボウイが宇宙人と言われている理由がちょっと分かった気がした。

 

 

 

いつかこのカセットテープ音源もここで紹介できたらいいな。

 

 

きっと曲中で ” Like some cat from Japan, (日本から来たヤツみたいだった) " と歌われたのとは逆に、

 

英国から来た宇宙人みたいなやつだったとその時改めて感じるんだろうな。

 

text : freedom smile (山口達也)


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Tycho『Dive』『Awake』01


レコードで聴くUAのライブアルバム。『情熱』

2016.05.19

 

九州を飛び出して東京へ上京したのが8年前。

 

 

福岡の糸島へ引っ越して半年が経った今月、

 

10年ぶりくらいに九州で開催されるフェスへ参加した

 

 

 

CIRCLE '16 at 海ノ中道海浜公園

 

 

 

10年前はまったく同じ場所でHIGHER GROUND(ハイヤーグラウンド)というフェスをやっていて、

 

参加した時はレミオロメン 、クロマニヨンズ 、バンプオブチキン 、それから活動休止直前だった

 

ウルフルズ というラインナップだったかな。

 

 

その後上京して東京生活を送る中足を運んだフェスで好きになったのが横浜の赤レンガ倉庫で開催

 

され ているGREENROOM。

 

 

5年前、UAの出演が発表されすぐチケットを取っていたんだけどこの年の3月東日本大震災が起こって

 

国内海外勢の出演がキャンセルに。

 

ドノヴァン・フランケンレイター、LOTUS、そしてUAも見る事ができなかった。 

 

あれからちょっとの時間が経って、まさか引っ越した福岡で願いが叶うとは思ってなかった。

 

 

少しは自分という人間も大人になって見える景色も変わったかな。

 

 

 

青柳拓次さんのギター、KAN SANOさんの鍵盤に乗せて音の宇宙を漂うUAの声。

 

 

 

CDで何度も聴いていた曲、沖縄へ移住してその土地の愛をふんだんに注ぎ込んだんだろうなと感じる

 

新曲たち、どれもが新鮮で刺激になったし90年〜00年代を駆け抜けたミュージシャンが持つ独特の尖

 

ったパワーも溢れていた。

 

 

そう言う事もあって今回の smilestone news paper ではやっと見る事ができたUAのステージでも演奏

 

された『情熱』のライブ音源をレコードで聴いてみることにしようと思います。

 

ちょっと古い機種だけど MICROという日本のメーカーが1974年頃に発表したDD-7というダイレクト

 

ドライブ方式のターンテーブルで再生しました。

 

 

 

1997年発表、初期UAのエネルギーを閉じ込めた名盤アルバム『FINE FEATHERS MAKE FINE BIRDS』。

 

雲がちぎれる時の12inchレコードにも収録されていたパティ・スミスのカバー『BECAUSE THE NIGHT』

 

の貴重なライブ音源も聴けるし全体的にイントロやソロ部分でバンドのセッションも聴ける。

 

 

MCも一般的なライブ盤と比べると多く収録されているのでルーツミュージックからステージでの立ち振る

 

舞いまでUAという人を知るには充分な内容だと思う。

 

 

 

前回のRed Hot Chili Peppersのカセットテープ音源を紹介した時にも書いたのだけど、曲と曲の " 間 "

 

というのが個人的にすごく魅力を感じる部分だったりするんです。

 

 

観客の拍手や声、それ越しに重なって行く次曲のイントロ。

 

 

このライブ盤でも " 間 " の部分にいいなあと感じるポイントがたくさんある。

 

レコードはCDに比べて音がより立体的に聴こえるなと思う。

 

だから電気を消して聴くと自分が当時の会場にタイムスリップしたような気持ちになれるなあなんて

 

思ってみたりする事も多いんです。

 

 

5月11日に発表された7年ぶりのアルバム JaPo は今の所レコードでの発売はないみたいなんだけど、

 

レコードの魅力が再評価されてターンテーブルが家にあるよという人も増えた今、昔の作品をアナログ

 

音源で聴き直すのもおもしろいし新しい発見ができるんじゃないかと思う。

 

 

そしてUAのアルバムは高音質で聴けるようにという心配りからか LP2枚組になってる作品が多い。

 

レコードは一番外側(一曲目になる部分)が一番良い音質で中心に向かって劣化して行くからディスクを

 

分ける事で高音質で聴ける部分が増えることになるんです。

 

 

 

今一度 " アルバム " という作品全体を楽しむきっかけとしてレコードを手にしてみるにはいい時代かも

 

しれないですね。

 

 

音楽を楽しむ情熱は冷ますことなく、いつまでもどきどきしていたい。

 

text : freedom smile (山口達也)


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2016.05.12

 

 

シャツを通り抜ける生温い風、

 

 

彩りを増した野山の草木、

 

 

食卓に並ぶ野菜が変わって少しずつ夏が歩み寄って来ているという感覚を今年は福岡の糸島で

 

しっかり感じ始めています。

 

東京から移住して半年、だんだん魂もここに馴染んできてる気がする。

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

 

僕が主催をさせてもらっているTOIRO green marcheという高円寺を拠点に九州野菜を届ける

 

イベントで4月末から一週間東京に行ってたんだけど、今回中目黒のWaltzさんにはタイミング

 

合わず行けなかったので渋谷にあるHMVレコード専門ショップに足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

移住の前にはあまり広く設けられてなかったカセットテープのコーナーが店舗の片面にしっかり

 

面陳してあって値段もそこそこ。

 

今回はその時手にした3本のカセットテープの中からロックの名盤レッドホットチリペッパーズ

 

のBLOOD SUGAR SEX MAGIKの音源を紹介してみようと思います。

 

 

 

インレイの端が欠落してたりカセット自体に擦れが多かったり状態はぼちぼち。

 

再生させたらA面は普通に聴けるのにB面はすごく回転速度が遅いし揺れて聴こえる。

 

テープ自体が伸びちゃってるのかなと思って見てみたらケースから片方出てしまっていて

 

一度分解してもとに戻す事に。

 

 

これでばっちり。

 

改めてラジカセに入れて聴いてみる。

 

 

アルバムのいいところ、

 

そのひとつに “ 曲と曲との繋がりを楽しめる ” という点がある。

 

前の曲と次の曲の間が何秒空いているかで曲の印象って本当に変わる。

 

実際自分がアルバムを制作する時も一曲ごとに曲間を変えて一番世界観にしっくりするように

 

調整したりする。

 

きっとDJの方もこの辺りを意識されながら曲を繋がれてるんじゃないかな。

 

 

ラジオやテレビでは曲単体で流れる事がほとんどでCDやiPodでもアルバムを一曲目から通して

 

聴かないと分からないんだけど、The Righteous & The Wicked の後奏からそのまま繋がるように

 

Give It Awayのイントロへ入って行く流れがすごくかっこいい。

 

 

カセットテープは90年代後期から世に生み出されて行く高機能プレイヤーでない限り頭出しで聴く

 

というのが難しいため自然な流れでこの曲間に起こるマジック体感できる。

 

 

同じように曲間だけに焦点を絞っていつか特集してみるのもおもしろいかも。

 

 

という事で今回はその後奏から繋がる部分も含めて聴けるようにしたのでかっこよさが伝わって

 

くれると嬉しいです。

 

 

 

ライブの後半に演奏される事の多いGive It Away。

 

今年はアニバーサリーイヤーを迎えるフジロックフェスティバルへの出演も決まっていて、

 

きっとこの曲も漏れなく演奏してくれるんじゃないかな。

 

 

ブラッドシュガーセックスマジックには他にもFUNKY MONKS、SUCK MY KISS、

 

UNDER THE BRIDGEといったお馴染みの曲も収録されているし、B面最後のTHE’RE RED HOT

 

ではチャド・スミスがスティックではなく手でドラムを叩いてる音が録音されていたりおもしろい

 

部分がたくさんある。

 

 

そして何と言ってもレッチリは空耳アワーの宝庫でもあるので全体通して聴いてみるのも楽しいと

 

思います。 

 

 

 

おまけ Youtube空耳

SUCK MY KISS  3:03頃


text : freedom smile (山口達也)


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2016.05.08

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

新年の年明けすぐに発表となったTHE YELLOW MONKEYの申年再集結。

 

そして5月11日に迫ったTHE YELLOW MONKEYの再集結ツアー初日。

 

ツアー開幕一曲目予想企画が開催中のTHE YELLOW MONKEY公式YouTubeではこれまでの

 

歴代ツアー一曲目をまとめた動画も公開されたりと僕みたいに青春を捧げたファンや現役時代 

 

をあとから追って行ったファン含めどきどきしながらその日を待ってるんじゃないかと思う。

 

 

 

 

もちろん投票の集計結果はまだ発表されていないのだけど、黄金期の名曲SPARK、楽園、デビュー

 

シングルのRomantist Taste、そして本命の新曲ALRIGHTが恐らくランキング上位に入って来てる

 

じゃないかなと個人的には感じてる。

 

 

Twitterや公式ウェブサイト、音楽雑誌と各方面で著名人も予想を立てている中、このレーベルブログ

 

で同じ事をやってもおもしろくない。

 

という事で今回はイエローモンキーファン歴 18年の僕が独断と偏見で

 

『 YELLOW MONKEY ツアー開幕の一曲目に " 絶対ならない " 曲予想  』をやってみようと思います。

 

 

くれぐれもメンバーのみなさんには内緒でお願いします。

 

メンバー、関係者のみなさん、勝手な予想をしてしまってごめんね×20。

 

 

 

第5位 

『メロメ』8収録

 

これから再集結イヤーの後半が始まって行くという時にアルバムで吉井さん一人でやったこの曲を

 

やるのはなかなかヘビー。

 

イントロが始まった途端、会場全員で北国へ行くバスに乗っていらだちを凍らせに行くしかなくなっちゃう。

第4位 

『薬局へ行こうよSICKS収録

 

インストから始まるのはすごく気持ちも高ぶって行くし、今回みたいな10年以上ぶりのライブとなれば

 

SEはとても重要になってくる。

 

だけど薬局へ行こうから始まってしまうと二曲目は天国旅行になるし、そうなったら悲しきASIAN BOY、

 

WELCOME TO MY DOG HOUSEと続いてライブ終了。

 

最初の4曲で本編が終わってあとは二時間近く長いアンコールを楽しむ事になるのでこれはないと思われる。

第3位 

『MERRY X'MAS』jaguar hard pain収録

 

時期的にない。

 

もし実現して会場が割れんばかりに盛り上がりを見せたのならそれこそクリスマスソングは季節を

 

越えられるという現実にメカラウロコ。

第2位 

『PUFF PUFFEXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンスムービー)収録

 

復活最初に聴く吉井さんの歌声が裏声だなんて。

 

それじゃあ二曲目ってなった時の歯切れの悪さはすごいと思う。

 

ただ、復活のお祝いという事でアンコール辺りにあがた森魚さん、美輪明宏さんがゲスト出演するなら

 

話は別。

 

これから始まるツアーで各所サプライズが用意されているかもしれないと地方ファンも胸を踊らせるはず。

第1位 

『間違いねえな』Punch Drunkard収録

曲はヘビーロックでかっこいいんだけどこれをやってしまうとまたパンチドランカーツアーに来たのかと

 

思ってしまう。

 

復活の喜びより吉井さんの枯れ果てた歌声、アニーの腰痛、ヒーセの疲れた表情、SO YOUNGでエマの

 

チューニングが狂ってた事を思い出してもう一度パンドラを見直そうと皆が一時帰宅してしまう可能性が

 

出てくる。

 

という事で予想一位はこの曲で間違いねえな。

 

という具合にいつものsmilestone news paperの雰囲気とは変わってポップな内容で書かせてもらいました。

 

大好きなイエローモンキーの復活という事で舞い上がっています。

 

できるなら代々木で復活を見届けたかったのだけど福岡に引っ越した今、今回はマリンメッセ福岡で

 

あの日僕らが信じたものが幻ではなかったと思えるようにその瞬間をしっかり目と脳みそに焼き付けて

 

こようと思います。

 

 

では、会場で。

 

 

text : freedom smile (山口達也)


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カセットテープで聴くJUDY AND MARY『ひとつだけ』(WARP)。

2016.04.25

 

心地よいゆらぎ、

 

繰り返す日々の時間、

 

そのなかで生まれる新しい出来事。

 

 

 

福岡糸島の春は風も気持ちがよくて、特に何をするってわけでもなく海へ

 

出かけて波を眺めてみたり潮風を浴びに行ったりすることが増えた。

 

 

 

こんにちは、相変わらずな freedom smile です。

 

 

カセットテープで音楽を聴くようになってしばらく、

 

ここで紹介させてもらった OASISのDon't Look Back In AngerPRIMAL SCREAMのROCKS

 

二曲を自分のラジオ番組『 freedom smile の SOUND TRIP (ラヂオつくば84.2) 』でもオンエア

 

させてもらったりとカセットのもついい意味で " 完全じゃない魅力 " をお伝えする場所が増えた

 

事がとても嬉しいしこの機会に恵まれている事が有り難いなと思う。

 

 

これまで洋楽の楽曲を取り上げさせてもらう事が多かったんだけど、言うても90年代 00年代の

 

J-POPに自分を作ってもらった部分は大きい。

 

という事で今回はたまたま新品の状態で手に入った JUDY AND MARY (ジュディアンドマリー)

 

2001年発表の最後のオリジナル アルバム『WARP』のカセットテープ音源を紹介してみよう

 

思います。

 

 

2001年2月の発表から2016年現在に至るまで15年も経っているのにキャラメル梱包されてる

 

部分にもSONYの印字が残ってる未開封の状態で手元にやって来た。

 

 

発売当時、世の中はCD全盛期。

 

 

カセットテープはすでに過去の産物的存在になってたこの時期になんでカセットテープ版が存在

 

しているんだろうと疑問に思う人も多いと思う。

 

日本ではCDがメインの音楽媒体だった頃、台湾やタイといった地域ではまだまだ音楽はカセット

 

で聴く事が主流で当時タイに旅行した兄がお土産で持ち帰ってくれたタイのベストヒットソング

 

コンピレーションみたいなアルバムもカセットだった。

 

J-POPの認知度の高い国ではこうしてカセットテープで新譜が流通していたものの日本の大手CD

 

ショップに並ぶ事はほとんどなくて、代わりにホームセンターの輸入品コーナーやディスカウント

 

ストアにはCDだと ¥3,000近くする洋邦の新譜がカセットで¥1,000〜¥1,500くらいで揃えられて

 

たりした。

 

自分が記憶している限りエリック・クラプトンがBBキングと発表したRiding with the Kingもカセット

 

ショーケースに入ってたのを憶えてる。

 

 

 

90年代から00年代は個人的に洋楽も邦楽も黄金期だったと感じてるんです。

 

歌謡的な要素を残しながら洋楽の影響をふんだんにまとった作品が多いし、この時代独特のアク

 

の強さもあるなと思う。

 

メジャー、アンダーグラウンドどちらのシーンでも個々が際立ってたりどこか近寄りがたい雰囲気

 

を醸し出しているミュージシャンもたくさんいた。

 

 

 

この20年の期間を駆け抜けたバンドの代表でもあるジュディマリは僕のすきなYELLOW MONKEY

 

とも共通点が多いんです。

 

ぱっと思いつくだけでも、デビューから解散までの時期やロンドンでのレコーディング、るろうに剣心

 

のタイアップ、活動後期の活動休止、東京ドームでのラストなどなど…。

 

メンバー脱退の話から解散へ向かう最後(イエローモンキーは吉井さん、ジュディマリは恩田さんが脱退

 

の話を持ち出して解散に向かって行く)も似てるような。

 

 

 

今回手にした『WARP』というアルバムはジュディマリが活動休止を経てシングルを立て続けに

 

リリースした末に発表された最後のアルバムで、自分が初めて買ったジュディマリのアルバム

 

『THE POWER SOURCE』時の聴きやすくて耳障りのいいポップな世界観とは違ってトリッキー

 

でへんちくりんな構成の曲が多い。

 

まだギターを弾き始める前の頃の自分にとっては『 THE POWER SOURCE 』の方がとっつきやす

 

かったけど、曲を作るようになった今改めて聴いてみると途中で曲の表情ががらっと変わるところ

 

アルバムの中にインストの曲が入っているところなんかはすごくかっこいいなと感じる。

 

 

12曲中5曲がシングルのこのアルバムの中でも好きなのは最後に収録されている『 ひとつだけ 』。

 

 

イエローモンキーが解散前に『パール』というシングルを発表した時の最後の悪あがき的衝動や

 

目の前にある絶望とうっすら願っている希望の代弁、そういったものが同じように伝わって来た

 

生々しい作品だった。

 

 

さっきも書かせてもらったようにトリッキーでへんちくりんな部分が多いアルバムなんだけど、

 

この曲のサビメロディーを聴くと『 THE POWER SOURCE 』で『くじら12号』を聴いた時の

 

感覚が体にもどって来て全部 すっと筋が通りまた一曲目から聴き直したくなる。

 

 

このカセットをSONYの1999年製ウォークマンWM-EX600の中に入れて一日出かけている間聴い

 

ていたんだけど B面最後の曲を終えてA面一曲目へ自動でもどるオートリバース機能は本当に素晴

 

らしくて、ウォークマンは音を再生させるだけでなく作品の世界観も " 再生 " させるんだなと心底

 

感じた。

 

 

今のところ再結成の噂もないけど、

 

激動だったバンドの活動の痕跡を手のひらで確かめつつ 

 

叶うか分からない4人の再集結の予感を抱きしめてゆらりと待ってみようと思う。


ext : freedom smile (山口達也)


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Rayons「The World Left Behind」


カセットテープで聴くPrimal ScreamのROCKS。

 

2016.04.13

 

先日、中目黒のレコード・カセットテープ専門店【waltz】さんで手に入れたOASISの

 

カセットテープ盤『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』のレビューをここで

 

綴らせてもったんだけど、OASISと一緒に購入したのがPrimal Screamの名曲 Rocks を

 

収録した 『 Give Out But Don't Give Up 』でした。

 

 

OASISの記事の反響を思いの外いただいたので今回はPrimal Screamのアルバムも紹介して

 

みようと思います。

 

 

 

 

 

プライマルは時期やアルバム毎に表現されている音楽のジャンルが大きく変わるから

 

正直全部はちゃんと聴いてなかったりするんです。

 

 

ただ、ロック、ソウル、ジャムあたりの要素の強い『primal scream』、『RIOT CITY BLUES』、

 

『Screamadelica』の三枚は好きでよく聴いてたし、特に『RIOT CITY BLUES』は自分が

 

タワーレコードで働かせてもらってた時期に発売されて来日公演にも足を運んだ事もあって

 

思い入れがすごくある。

 

 

 

 

プライマルのボーカル、ボビー・ギレスピーはアルバム 『 Give Out But Don't Give Up 』 発売当時

 

『このアルバムは数曲以外イマイチ 』

 

と言ってるんだけど、僕にとっては捨て曲のない大切な名盤のひとつ。

 

 

 

ギターのノイズ音から始まるアルバムの冒頭、その瞬間からバンドのいるスタジオの中に

 

自分もちょこんとお邪魔させてもらっているような気持ちにしてもらえる。

 

 

JailbirdからRocks へ繋がる流れはそのままライブでやってほしいくらいかっこいいし、

 

Funky Jam はいつまででも体を揺らしながら踊れちゃう。

 

 

唯一持ってるプライマルのレコードがRocksの12inchだったりとこの曲自体に異常な愛着が

 

あるのは、昔バンドを組んでた頃のライブのSE(ステージに入る時のBGM)がRocksだった

 

事が要因だと思う。

 

 

さてさて、肝心のカセットテープ版『 Give Out But Don't Give Up 』はインレイ(ケースに封入されてる

 

紙製の帯)に歌詞の表記もないシンプルなもの。

 

アルバムが発売された当時のメインビジュアルで使われてたメンバーが揃った写真は記憶に残ってる

 

人も多いと思う。

 

 

カセットの再生できるプレイヤーは手元にいくつかあるんだけど、せっかくなので1970年代に

 

SONYが発表したカセットレコーダー TC-2050CDという機種で再生してみました。

 

 

OASISのMORNING GLORYを再生した時に気になった音の丸みはあんまり感じず、むしろCDや

 

レコードみたいなクリアさが再現されてるように個人的には感じた。

 

 

アルバム自体がきれいに整えられているというよりはさっきも書いた通りスタジオの中にメンバー

 

いるような感覚になるいい意味でざらっとした質感がある作品なので、レコードの音とはまた違う

 

味わいがカセットテープでは楽しめる気がする。 

 

 

プレイヤーの違いもあるとは思うけど、同じ機種でOASISと聴き比べても丸みの違い方の印象は同じ

 

だったので同様に試してもらえればきっと同じ感想を持ってもらえると思います。

 

 

 

車のカーステがまだカセット仕様だよという人がいたら海辺のドライブの道中なんかに是非この

 

アルバムを聴いて見てほしい。

 

ROCKSみたいな気分が上がる曲からしっとりと色気のあるソウルフルなバラードまでバランスよく収録

 

されてる作品だからゴールデンウィークのレジャーにもすごく合うはず。

 

 

前にも書いた事と繰り返しになっちゃうけど、デジタルを経てまたアナログが見直されている今、

 

ハイレゾだったりカセットだったりレコードだったりという記録媒体の持つ特有の音質の違いで

 

音楽を聴くというのは楽しみ方のひとつとしてしっかり確立したんだなと個人的には感じています。

 

 

お米を炊飯器で炊いたり、土鍋で炊いたり、薪を使って飯ごうで炊いたり。

 

それぞれに違う良さがある。

 

 

なにが一番で、なにが正しいかなんてあるようでないのだ。

 

 

東京から福岡の糸島という海の街へ引っ越して5ヶ月、新しい曲を作りながらまた時々こうして

 

カセットテープのゆらぎに身をまかせて音楽に携わらせてもらっている至福の時間をゆらゆらと

 

漂ってみようと思います。

 

 

text : freedom smile (山口達也)


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カセットテープと星野源。


Rayons「The World Left Behind」

2016.04.06

 

こんにちは、saolillilineです。ご無沙汰しておりました。

陽気は春と冬を行ったり来たり、

冬物のニットはあと何回着られるかな…と名残惜しくもあります。

 

突然ですが、みなさんは音楽とどのように出会いますか?

YouTubeやsoundcloudで検索して音楽が聴ける時代、

CDショップで視聴をして出会う機会が減ってきたように

自分は思います。

決して音楽への興味が薄れたわけではないのですけどね。

もちろんCDも買います。

 

今回は、SNSで出会った音楽をひとつ。

Twitter上でしか面識がなく、でも、この方の発する音楽の情報は

とても信頼がおける、という方を数名フォローしています。

どうしてフォローしたのかは忘れてしまったくらい昔からのつながり。

好きなアーティストが似ていたからかな…。

そんな方々が続々と同じ日にTweetしていたのが、Rayonsのライブのこと。

わたしは全くのノーチェック。

でも、その写真や表現があまりにすてきで、soundcloudをチェック。

そうしたら、見事に、ひと聴き惚れ。

 

 

 

Rayonsは女性音楽家 中井雅子さんのソロプロジェクト。

おひとりで作曲、ストリングスアレンジ、ピアノ演奏等をこなしています。(HPより)

オンラインで出会った音楽だけど、そこからは芯の強い女性の姿が見えるようでした。

 

ボーカルで参加しているPredawnの歌声は、

どこかビョークのように聴こえる時もあります。

はかなげで、どこか芯のある声。

 

美しいピアノはしなやかさ、

たまに感情的になるストリングス。

「It was you」の歌詞のような、さみしがりの部分だってある。

ほんとは弱音も吐きたい。

女性が持つ繊細さと力強さと、

その両方を持っている音色のような気がしています。

うん、いい出会いでした。

 

女性はかよわくて不安定です。

男性のみなさん、大切にしてくださいね。

いざという時には、強い存在ですから。

 

 

●リリース情報

Rayons『The World Left Behind』

発売:2015.9.2

Flau

CD 2484円

 

Rayons official site

 

#Rayons

#Predawn

#Flau

#piano

#postclassic

 

 


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カセットテープで聴くoasisの名盤『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』と中目黒のレコードショップ『waltz』《後編》

2016.03.16

 

 

信じる事でしか未来なんて描けないのに

 

生きている事にすら理由をつけて立ち止まっては

 

神様のせいにしている。

 

 

そんな時期がずいぶん前にあったりした。

 

油断をするとそれに近い渦の中へ落ちてしまいそうになって

 

気が焦ってしまう事もあるのだけど、ひとつ深呼吸して、

 

また歩みを進めてみようと思う。

 

 

Don't look back in anger .

 

 

 


こんにちは、freedom smileです。

 

前回までは中目黒にできたレコードとカセットテープの専門店 waltz さんでの

 

出来事を綴らせてもらったので、今回はそこで手に入れた OASIS の 名盤

 

『(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY?』のカセット版について綴って

 

みるのでちらりと読んでもらえれば嬉しいです。

 

 

90年代、世界的にも音楽黄金期だった頃にマンチェスターから出て来たギャラガー

 

兄弟。  モーニンググローリーはオリジナルアルバムでありながらベストにも近い

 

作品が揃った言わずと知れた名盤なのは周知の通りだと思う。

 

 

そのアルバムを今回カセットテープで手に入れて改めて聴いてみる事にした。

 

 

CDで何度も聴いてたからHelloの最初に流れるWonderwallの一節や、演奏の合間に聴こえる

 

細かいノイズ、ノエルのギターソロで聴こえる程よく抑えられた歪みの高音の抜け感とか、

 

デジタルで再現されている音の細部が自然と耳に馴染んでくれてたことが幸いして(聴き分け

 

る耳を持ってるってことではなくて単純に聴きすぎて感覚として憶えてしまってる) CDと

 

カセットの聴き比べがすごく楽しめた。

 

 

どの作品もカセットで聴くともこもこしたモノラル感が増して聴こえる事が多いのだけど、

 

このアルバムは特に音の丸みが強い気がした。

 

 

 

 

人によっては詰まって聴こえたりするのかも知れないのだけど、カセットの縦長サイズに

 

無理矢理引き延ばされたジャケット写真しかり、良い意味でアナログな感覚を味わえるのは

 

やっぱり貴重な体験だなとつくづく感じる。

 

 

今はハイレゾなんていうデジタル音楽データがあってレコーディングスタジオでの音を限り

 

なく再現できる方法もある。

 

 

もちろん音の解像度は高くなって聴こえていなかった音も聴こえるようになるんだと思う。

 

 

それでも今レコードやカセットに注目がまた集まっているのは単にデジタルへの反発という

 

だけではなく " 音質 " によって楽しみ方を変える人が増えたという事なんだと個人的には解釈

 

してたりするんです。

 

 

 

CDのクリアな音、

 

ハイレゾの立体的な音、

 

レコードのその場で演奏しているような臨場感のある音、

 

カセットのチープだけど愛らしい丸さのある音。

 

  


 

収録されている内容が同じでも媒体が変わる事で音との向き合い方は変わるし、現にOASISの

 

モーニンググローリーがそうだったみたいに何度も聴いて来た作品が新しく聴こえたりもする。

 

 

今回手元にやってきた二本のカセットは1970年代のSONYのカセットレコーダーで再生してみた。

 

このアルバムと同じ時代に誕生した90年代製SONYカセットウォークマンの修理をちょこちょこ

 

進めているから治った時には " 90年代の音 " を再生して自分だけのタイムスリップを楽しんでみ

 

ようと思ってる。

 

 

専門知識なんてあんまりないけど、こうやって手探りな感じも良いなと思う。

 

 

たまに知らない道を歩いてみると面白いお店と出逢える、みたいな事を音楽でも楽しんで行けたら

 

またひとつ幸せを感じるものも増えるかもしれないななんて思ってみたりするんです。

 

text : freedom smile (山口達也)


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カセットテープで聴くoasisの名盤『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』と中目黒のレコードショップ『waltz』《前編》

2016.03.09

 

あたたかい日と肌寒い日が交差する日々、

 

冬から春へ繋ぐバトン、

 

また新しい季節が動き出してゆく。

 

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

 

少し間が空いちゃったけど、その間に東京へ歌いに行ったり九州野菜のマルシェの企画を

 

はじめさせてもらったりとこれまでよりfreedom smileとしての表現が広がり始めています。

 

 

こうしたい、ああしたいという自分の気持ちに応えてくれる人がいるというのは本当に

 

有り難い事です。

 

 

 

久しぶりのsmilestone news paper は先日の上京時に立ち寄ったずっと行ってみたかった

 

レコードとカセットテープのショップ【waltz】さんで手に入れたOASISの説明不要の名作

 

『(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY? 』についてあれこれ綴ってみようと思います。

 

photo by waltz official site

 

去年中目黒の端っこにOPENした【waltz】というお店はオーナーさんがもともと個人収集

 

されたというものすごい数のレコードやカセットテープを販売されていて、マニアックな

 

ものと合わせてしっかり定番物が揃えてあるところが個人的にはいいなあと感じた。

 

 

 

この日は何を探すわけでもなく

 

 

とにかくお店に行ってみたい、

 

" なにか " 買って帰ろう。

 

 

そんな調子で足を運ばせてもらった。

 

 

 

思い返せば、昔はよく目的もなく中古CD屋さんへ出かけては思いがけない巡り合わせで

 

出逢ったCDたちをmaster-pieceのリュックにてんこ盛り背負って帰って 、家に着いたら

 

ご飯も食べずひたすらスピーカーから飛び出してくるきらきらした新しい音とくしゃくしゃ

 

のブックレットに脳内をかき混ぜてもらってたなあなんて事を思い返したりした。

 

photo by waltz official site

 

カセットテープのカタチで並ぶ名盤の数々、初期のSTUDIO VOICEバックナンバー、

 

丁寧に仕分けられたレコード、レストアされて現役稼働できるようになったラジカセと

 

カセットウォークマン。

 

 

店内を一通り見て回って、悩む事なく手にしたのは二本のカセットテープでした。

 

 

OASIS の『(WHAT'S THE STORY)  MORNING GLORY?』

Primal Scream の Give Out But Don't Give Up

 

 

どっちもミュージシャン freedom smileという自分を作ってくれた重要な作品。

 

特にOASISのWHATEVERは音楽的にも影響をすごく受けたし、

 

なによりも、ずっと向こう側まで青くつづいていきそうなジャケット写真は

 

18歳の頃の僕に " 最果て " の意味を語らず教えてくれた。

 

2010年に出した『TIME FILMS』、それから今回の『世界の空と、夜明け前。』の

 

ジャケットのイメージにもその影響は色濃く出てる。


 

どっちのアルバムもすり切れるという言葉を使えるほど聴いたし、なんなら全部歌える

 

くらい耳にしてきた作品なんだけど、だからこそカセットテープという媒体にのせたとき

 

の音の魔法を体感してみたかった。

 

 

という事で今回はまず先にOASISの事を書こうと思ってたんだけど、waltzさんでの事と

 

カセット、青春時代に受けたOASISの話が長くなっちゃったからレビューは《後編》

 

ちゃんと書こうと思います。

 

 

 

ちゃんとね。

 

 

___後編へつづく。。。___

text : freedom smile (山口達也)


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THE YELLOW MONKEY 再集結と新曲『ALRIGHT』

 

2016.02.10 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

今回のsmilestone news paper で紹介させていただくのは 再集結の決まったTHE YELLOW MONKEYの新曲。

 

普段自分が歌わせてもらっている曲や演奏を聴いたことある方は僕がYELLOW MONKEYの記事を書いている

 

事が意外だと感じる方も多いんじゃないかと思うんです。

 

 

freedom smile という名前で活動を始める前 、実はシルエットの細いシャツとパンツ姿で4人編成のバンド

 

スタイルで音楽活動をしていました。

 

その軸になっていたのが10代の頃から大好きなYELLOW MONKEYだったんです。

 

 

新年明けて間もない1月8日に再集結の知らせを耳にしてから心がざわざわしてたのはきっと僕だけでなかったはず。

 

 

 

 

そんな中2月10日に全国のラジオ局で解禁になった新曲『 ALRIGHT 』。

 

今回は個人的にも思い入れ深いYELLOW MONKEYの15年ぶりの新曲について綴らせてもらおうと思います。

 

 

 

 

活動休止宣言後に発表された『 プライマル。』以来の新曲『 ALRIGHT 』。

 

 

バンド期のライブを生で見れていない自分にとっては吉井和哉としてソロで動き出してからようやく動く吉井さんを

 

見たのだけど、2008年の年末ライブ 吉井武道館  で演奏されたバンド時代の楽曲 I CAN BE SHIT , MAMA、NAI、

 

見てないようで見てる、そして天国旅行には身がよじれるように感動した事をはっきり憶えてる。

 

 

僕は吉井さんの生々しすぎるくらいの " 人間くささ " に惹かれてソロになってからもずっと作品を聴かせてもらってた。

 

 

 

 

そして再集結発表後やっと解禁された新曲『 ALRIGHT 』を車のラジオで聴いたとき、武道館ライブの時と似た感覚が

 

体を巡っていったのを感じてすごく嬉しかった。

 

 

 

日常生活している中で、例えば10の出来事が自分に廻ってくるとすると8、9はしんどい事、楽しくない事である事が

 

多いなと個人的には思ってたりするんです。

 

たまにやってくる1、2の楽しい事、嬉しい事のおかげでほかの事がちゃらになっちゃうくらいの