カセットテープで聴くRed Hot Chili PeppersのGive It Away。

2016.05.12

 

 

シャツを通り抜ける生温い風、

 

 

彩りを増した野山の草木、

 

 

食卓に並ぶ野菜が変わって少しずつ夏が歩み寄って来ているという感覚を今年は福岡の糸島で

 

しっかり感じ始めています。

 

東京から移住して半年、だんだん魂もここに馴染んできてる気がする。

 

 

 

こんにちは、freedom smileです。

 

 

僕が主催をさせてもらっているTOIRO green marcheという高円寺を拠点に九州野菜を届ける

 

イベントで4月末から一週間東京に行ってたんだけど、今回中目黒のWaltzさんにはタイミング

 

合わず行けなかったので渋谷にあるHMVレコード専門ショップに足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

移住の前にはあまり広く設けられてなかったカセットテープのコーナーが店舗の片面にしっかり

 

面陳してあって値段もそこそこ。

 

今回はその時手にした3本のカセットテープの中からロックの名盤レッドホットチリペッパーズ

 

のBLOOD SUGAR SEX MAGIKの音源を紹介してみようと思います。

 

 

 

インレイの端が欠落してたりカセット自体に擦れが多かったり状態はぼちぼち。

 

再生させたらA面は普通に聴けるのにB面はすごく回転速度が遅いし揺れて聴こえる。

 

テープ自体が伸びちゃってるのかなと思って見てみたらケースから片方出てしまっていて

 

一度分解してもとに戻す事に。

 

 

これでばっちり。

 

改めてラジカセに入れて聴いてみる。

 

 

アルバムのいいところ、

 

そのひとつに “ 曲と曲との繋がりを楽しめる ” という点がある。

 

前の曲と次の曲の間が何秒空いているかで曲の印象って本当に変わる。

 

実際自分がアルバムを制作する時も一曲ごとに曲間を変えて一番世界観にしっくりするように

 

調整したりする。

 

きっとDJの方もこの辺りを意識されながら曲を繋がれてるんじゃないかな。

 

 

ラジオやテレビでは曲単体で流れる事がほとんどでCDやiPodでもアルバムを一曲目から通して

 

聴かないと分からないんだけど、The Righteous & The Wicked の後奏からそのまま繋がるように

 

Give It Awayのイントロへ入って行く流れがすごくかっこいい。

 

 

カセットテープは90年代後期から世に生み出されて行く高機能プレイヤーでない限り頭出しで聴く

 

というのが難しいため自然な流れでこの曲間に起こるマジック体感できる。

 

 

同じように曲間だけに焦点を絞っていつか特集してみるのもおもしろいかも。

 

 

という事で今回はその後奏から繋がる部分も含めて聴けるようにしたのでかっこよさが伝わって

 

くれると嬉しいです。

 

 

 

ライブの後半に演奏される事の多いGive It Away。

 

今年はアニバーサリーイヤーを迎えるフジロックフェスティバルへの出演も決まっていて、

 

きっとこの曲も漏れなく演奏してくれるんじゃないかな。

 

 

ブラッドシュガーセックスマジックには他にもFUNKY MONKS、SUCK MY KISS、

 

UNDER THE BRIDGEといったお馴染みの曲も収録されているし、B面最後のTHE’RE RED HOT

 

ではチャド・スミスがスティックではなく手でドラムを叩いてる音が録音されていたりおもしろい

 

部分がたくさんある。

 

 

そして何と言ってもレッチリは空耳アワーの宝庫でもあるので全体通して聴いてみるのも楽しいと

 

思います。 

 

 

 

おまけ Youtube空耳

SUCK MY KISS  3:03頃


text : freedom smile (山口達也)


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