2015.12.4
楽しそうに弾むピアノ、
心を包み込んでくれるようなアコースティックギター、
丸くて穏やかな声。
2015年の10月まで僕が住んでいた東京の武蔵小山という街に
親子で経営されているPET SOUNDSという老舗のレコード屋さんがあるんです。
そのお店の方との話の中で教えてもらって出逢ったのが
THE CHARM PARKという韓国系アメリカ人のシンガーソングライター。
ピアノをメインにギターや鉄琴やシーケンスの音色がやんわりと重なって
ふうっと一息日常から休憩させてくれるような曲たち。
おおはた雄一、大橋トリオ、James Iha (ジェームス・イハ) など ゆったりとしたオルタナティブ、
アコースティック系が好きな方はきっと心地よくて好きだと思います。
どこかにcoldplay (コールドプレイ) の持つような切なさできゅっとなる雰囲気も感じる。
11月から12月に変わるこの独特な季節にすごくぴったりな音楽です。
一度バンドでデビュー後、ソロプロジェクトとして動き出されたようで
これまで経験されたであろう良かった事、そうでない事がしっかり作品の中で生きている、
そんな印象を受けたりしました。
『 A LETTER 』
アルバムタイトルにあるようにジャケットも海外からの手紙みたいなエアメールを模していて
国境や人種、年齢に関係なく言葉や想いを届けていこうとされているんだろうなと思う。
6曲収録されているうちほとんどが英語で日本語の歌詞はほんの三行だけ。
" DEAR SUNSHINE, " という曲では最後に
__青い空が見えたら・・・それでいい。__
と一行だけあるんだけど、その言葉がこの歌のすべてな気がする。
英詩もどこか日本語的な美しさ、儚さがあって
一語一語しっかり読み解いていきたくなるんです。
そうそう、アルバムのクレジットには下北沢のライブハウス モナレコードで
お世話になった元ウルトラヴァイブ 行 達也さんの名前も。
今はタワーレコード内のレーベルにいらっしゃると耳にはしていたんだけど、
まさかこんなカタチでお名前を目にするとは思ってなかった。
以前僕も働かせてもらっていたタワーレコード、その中にあるレーベルから今回の
アルバムは流通されつつその他活動等の表現発信は自身の自主レーベルを軸にされているみたいです。
年内はインストアライブがふたつあるみたいなので
どこかしらで僕も生演奏を観にいってみようと思います。
12月、
なにかやり残したような気持ちでぐるぐる廻っている方に
このブログがTHE CHARM PARKさんの音楽との出逢いのきっかけになってくれたら幸いです。
written by freedom smile